目次
天井張替えパネルとは？
天井張替えパネルとは、天井ボード・石膏ボードなどで意匠性のある天井材のことを指します。
基本的には、天井で使用するリフォーム用の天井材となります。
既存の天井の上からカバーして施工できるものもあり、その場合は工事が早くなります。
天井張替えパネルを使用したリフォーム費用
雨漏りで天井のクロスにカビが発生したり、シミができたりします。
そんなときに天井張替えパネルを既存の天井に施工することで簡単にリフォームしてきれいにすることができます。
天井張替えパネルを使用したリフォーム費用の目安は5万円～となります。
あわせて、その他の天井リフォームの費用目安も紹介しておきます。
| 工事内容 | 費用相場 |
|---|---|
| クロスの張替え | 3～万円 |
| 石膏ボードの張替え | 3～万円 |
| 穴の補修 | 2～万円 |
| べニア合板貼り | 5～万円 |
| 下地補強 | 2～万円 |
| 天井張替えパネル | 5～万円 |
DIYによる天井張替えパネルを使用したリフォームは可能？
DIYによる天井張替えパネルを使用したリフォームは、クロスの張替えや塗装と比較すると難易度は高くなります。
留め付けはステープルと呼ぶホッチキスの針のようなものと接着剤を併用して行います。
ステープルを使用する専用の工具が必要となり、一般の方では手が出しにくいです。
大工仕事を行った経験者や本格的なDIY経験者を除き、すべての人にはオススメできません。
DIYで工賃を節約しようとしても、工具に費用がかかるようであれば意味がありません。
また、仕上がりはプロのようにきれいにはいかないので、満足を得ることができない可能性もあります。
天井張り替えのDIYについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
天井張り替えをDIYでリフォームできる？手順や費用を徹底解説
天井張替えパネルを使用したリフォームの例
雨漏りをして天井材に雨染みが発生していたので、天井張替えパネルで使用したリフォーム事例を紹介します。
天井材は雨漏りすると雨染みができ、そのまま放置すると天井材に孔が開いてしまいます。
予算がない場合は、柄が異なってしまいますが部分修理も可能です。
部分修理では、カバーではなく張り替えとなります。
既存の天井材をはがしていきます。
一部、ステープルを打てない場所は接着剤が固まるまでピンで仮留めします。
意匠性のある天井材のため、クロスを貼る必要がなく一度の施工で完了となります。
天井のリフォームの注意点
天井は印象が強いため、部屋全体のバランスを見ながら天井のリフォームを考える必要があります。
天井の壁紙やパネルは色の影響が強く出るため、天井材のデザインを印象的にするとその他のインテリアのバランスを崩してしまうリスクがあります。
また、雨漏りなどで天井リフォームを行うときは、天井裏の状態を確認しておきましょう。
雨漏りによる不具合が天井材だけではなく、天井裏の断熱材、野縁（のぶち/天井板を張るための下地角材）、たるき、母屋、野地板などが劣化している可能性があります。
天井裏の雨染みひどい場合は、雨漏りが完全に止まっていない可能性もありますので、雨漏り調査で確認することをオススメします。
雨漏りが完全に直る前に天井材を交換してしまうと雨漏りが再発して、天井材にシミが発生してしまうので注意してください。
雨漏りで必要となる天井の張替えや修理
雨漏りで天井材やクロスにカビが発生したり、シミができてしまうことがあります。
そのときは、天井材やクロスの一部張替えか全面張替えを行うと天井はキレイによみがえります。
また、長期間、雨漏りを放置しておくと劣化がするため、天井材に孔が開いてしまったり、天井材が垂れ下がってしまったりすることがあります。
天井材に不具合が発生するとクロスの張替えだけではすまず、修理も大規模なものになってしまいます。
天井からの雨漏りを発見した場合は、しっかりと雨漏りの原因を特定できる業者へ雨漏り修理依頼をされることをオススメします。
雨漏りで必要となる天井の張替えや修理の費用相場について詳しくはこちらの記事で解説しています。
雨漏りで必要となる天井の張替えや修理の費用相場は？注意点も解説
天井のリフォームを検討するタイミング
天井のクロス張り替えや天井張替えパネルを使用したリフォームを行うタイミングを紹介します。
- 汚れ・痛みが気になる
- 雨漏りや雨のシミがある
- 築年数15年以上経った
天井のクロスや天井材は何か外部からの影響がなければ、気になるほど劣化することはりません。
逆に、汚れや痛みで劣化していると感じたら天井のリフォームを検討するタイミングと言えます。
築年数ではなく、天井の劣化症状で判断してください。
雨漏りや雨染みを発見したら、天井裏からの雨漏りが進行している可能性があるため、早期に雨漏りの専門業者へ点検・調査・修理を依頼するべきです。
また、天井のシミが雨漏りではなく、小動物の糞尿の可能性もあるので放置はNGです。
天井にベニヤ板を張るという選択肢
天井材や天井裏の劣化の状態によっては、天井にベニヤ板を張るという選択肢もあります。
天井にベニヤ板を張る場合、既存の天井材を解体しなくて良いため、リフォーム期間が短かくなることや費用を抑えることができます。
天井材を留め付ける野縁が劣化していなければ、ベニヤをカバーすることは可能です。
天井にベニヤ板を張ることについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
天井の張替えにベニヤ板がオススメの3つの理由を屋根屋が解説します
天井張替えパネルよりも天井パネル壁紙の方が簡単？
天井張替えパネルではなく、天井パネル壁紙という商品もあります。
サイズが30㎝角と小さく、一人で天井に貼ることができます。
天井パネル壁紙は厚みがクロスよりは厚く、突き付けで貼ることができます。
はく離紙をはがして、既存のクロス表面に貼るだけなので特別な工具も必要ありません。
天井クロスの表面汚れのために貼り替えを検討しているなら、DIYも可能な天井パネル壁紙をオススメします。
【まとめ】天井張替えパネルはリフォームの選択肢
天井張替えパネルとは、天井ボード・石膏ボードなどで意匠性のある天井材のことでリフォーム用として使えます。
天井張替えパネルを使用したリフォーム費用の目安は5万円～となります。
ただし、施工には特殊な工具が必要なため、DIYには適していません。
既存の天井材・クロスをはがさずに天井張り替えパネルを設置できるため、工期が短く費用も安価となります。
天井リフォームの選択肢の一つとしてお考えください。
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