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巨大地震で被害にあう瓦屋根とは? 是非、ご自宅の屋根を見てください!
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
この所、各地で地震が起きていますね。
今日、大阪でも震度6弱の地震が発生しました。(被害に遭われた方には心よりお悔やみを申し上げます。)
そんな中、東南海地震の発生も心配されているので、地震対策をやろうと思っていても、なかなかできない自分であります。
水と食料を1週間分、備蓄しようと思いながら、まだ、やれていないです。
今週の土日で、必ずやろうと思います。
話は飛びますが、瓦屋根にお住まいの方に、是非、行ってほしい地震対策もあります。
それは、自宅の瓦屋根が被害に遭いやすいか、一度、確認することです。
知っていれば、何かの機会に手を打つこともできるので。
巨大地震による瓦屋根の被害とは?
巨大地震による瓦屋根の被害とは、瓦屋根の棟部(屋根の頂点部分)が崩れることです。
写真のように、屋根の頂点部分の瓦が崩れてしまいます。
しかし、これはすべての瓦屋根で発生することではありません。
旧工法とよばれる昔に施工された瓦屋根で発生するという特徴があります。
旧工法では、瓦を葺き土だけで固めているからです。
断面図を見るとなんとなく、イメージしてもらえるかもです。
上図の一番上の瓦が冠瓦です。
その下に左右に均等に3段並んでいる瓦がのし瓦です。
その真ん中部分の点々は葺き土を示しています。
この部分の瓦は土の密着力だけで形を維持しているからです。
しかし、自宅の瓦屋根が旧工法なのか?わからないと思います。
簡単な見分け方をご紹介しますので、是非、屋根を見上げてください。
旧工法の見分け方
①自宅の屋根を見上げてください。
昔ながらの波のある日本瓦屋根かどうか、確認してください。
日本瓦屋根の場合は、旧工法の可能性が高いと言えます。
(日本瓦でなければ、一安心です。)
②日本瓦の頂点部分を確認してください。
屋根の頂点部分を見上げてください。
頂点部分に緊結線(銅線等)(色は緑、茶色、シルバーなど)が見えるか、確認してください。
この写真のように、緊結線が見えると旧工法の可能性が高いと言えます。
銅線が見える場合は、一度、ご自宅を建てた工務店さんや近くの屋根屋さんに屋根点検をしてもらうことをお勧めします!
地震対策のご相談をしてください。
慌てて、何かする必要はありませんが、どんなリスクがあるか?知っておきたいものです。
訪問販売リフォーム業者にはご注意ください。
くれぐれも訪問販売リフォーム業者には、ご注意ください。
瓦屋根は危険だから、軽い屋根に葺き替えましょう!と脅してきます。
また、「無料点検しますよ」と屋根に上がりたがりますので、絶対に断ってください。
「点検商法」という悪徳リフォーム商法に関して、国民生活センターも注意喚起しています。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
お勧めしたい屋根の改修方法は?(松竹梅)
旧工法だった場合、どっかの時期に補修が必要です。
いつ補修したらいいかは、お施主さまのライフプランから導き出しましょう。
これからも住み続けるのであれば、改修する準備をはじめましょう!
あと、数年しか住まないのであれば、雨漏りなどの他の不具合が発生した場合に、併せて改修しましょう!
お勧めしたい屋根の改修方法を松竹梅でご紹介します!
(竹)棟部だけ耐震工法(ガイドライン工法)で葺き直し
改修方法としては、ガイドライン工法に棟部だけ改修することがもっとも王道だと言えます。費用としては、35,000円~/m(棟1mあたり)です。(足場代別、仕様・立地により異なります)
ガイドライン工法への改修に関しては、詳しくはこちらをご覧ください!
(梅)棟部だけ耐震工法(冠1本伏せ仕様)で葺き直し
リーズナブルな改修方法としては、冠1本伏せ仕様での葺き直しがあります。
費用としては、30,000円~/m(棟1mあたり)です。(足場代別、仕様・立地により異なります)
特徴としては、使用する瓦が少なくなりますので、軽量化できます。
冠1本伏せ仕様に関して、詳しくはこちらをご覧ください。
(松)屋根全体を新しい屋根材に葺き替え
予算があって、この際、屋根全体を改修したいという場合は、いろいろなパターンが考えられます。
簡単に葺き替え費用のイメージです。
瓦⇒瓦の葺き替え工事価格:160万円~(16,000~円/㎡)
瓦⇒スレート屋根の葺き替え工事価格:140万円~(14,000~円/㎡)
瓦⇒金属屋根の葺き替え工事価格:150万円~(15,000~円/㎡)
瓦屋根の様々な屋根材へのリフォーム方法とその費用を検討した、こちらの記事に特徴が詳しく記載してありますので、ご覧ください!
まとめ:自分でできる瓦屋根の見分け方とは、銅線の有無を確認することです。
巨大地震で自宅の瓦屋根が被害に遭うかどうか、自分でできる見分け方として、銅線の有無を確認することをご紹介しました。
地震のニュースの後は、必ず、悪徳訪問販売リフォーム業者が点検しますとピンポンして来ます。
自宅の屋根を知らないと相手にあおられて、付け入る隙を与えてしまいます。
是非、一度、自宅の屋根をご自分で観察してみてください。
気になることがありましたら、建設した工務店さんか、地元の瓦屋根工事店にご相談ください。
愛知県であれば、弊社もご相談してくださいね~!
神清からのお願い
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私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。