台風以降、家の外(屋根、壁、防水)の工事業者さんは大変忙しくなっています。
そんな時期によく耳にするのが、
「近くで工事しているものですけど、お宅の屋根・・・」
からはじまる訪問販売です。
実際に、不具合が発生している場合もあります。
しかし、不急不要のリフォーム工事提案も数多く、不安を感じられたお客様からお問合せをいただきます!
その内容について、少しでも被害者が減るようにと、情報発信しています!
悪徳訪問販売業者さんもオレオレ詐欺と同様にパターン化していますので、この内容に近いことが自分にも当てはまると感じた方は是非、ご相談ください!
遅くなりましたが、「屋根から人の笑顔を作りたい!!!」をモットーに、
創業150年三州瓦老舗・神清(かみせい)のDr.神谷が実際に体験した事例をご紹介します!
今回のキーワード:「お宅の瓦屋根のしっくいがはがれている」
目次
「瓦屋根のしっくいがはがれている」
お宅情報です!
築20年以上
平板瓦屋根
太陽光パネルを設置済み
今回のポイントは太陽光パネルを設置した会社の関連会社が1年に1回の定期点検と称した屋根点検での「不要リフォーム工事提案」です!
太陽光点検業者から「瓦屋根のしっくいがはがれているので、早く補修しないと大変なことになりますよ!」と言われたそうです。
住宅建設会社に聴いてみると、「大丈夫ですよ!」とだけ言われたそうです。
そのことを太陽光点検業者に伝えてみると「工務店は自分の工事は大丈夫って言うものだから信用してはダメ」と逆に、説得力のある言葉が返ってきたそうです。
お客様はどっちの言葉を信じていいかわからず、お悩みになり相談がありました。
瓦屋根の中でも、平板瓦はこんな形の瓦です。
特徴としては、棟がのし積仕様ではなく、冠瓦1枚で仕上げてあります。
冠瓦の下に見える白いものがしっくいです。
業者はこのしっくいがはがれていると言って、しっくいの塗り直し補修工事を提案します。
しっくいがひどくはがれた場合は、たしかにしっくいの塗り直しも必要ですので、余計にお客様は判断がむずかしくなってしまいます。
2Fの屋根のしっくいは屋根に登らないとほとんど見えません。
では、ホントにこの屋根のしっくいはメンテナンスが必要なのでしょうか?
なんばんしっくいは塗り直しの必要なし!
冠瓦をはずして、しっくいの状態を確認しました!
冠瓦の中はしっくいではなく、なんばんしっくいでした。
しっくいとなんばんしっくいは似て非なるものです。
(しっくい+葺き土)=なんばんしっくいとお考えください。
なんばんしっくいは一体となっているので、表面のはがれなどは発生しません。
つまり、なんばんしっくいはメンテナンスする必要がないものです。
詳しくはこちらをご覧ください。
不要のしっくい塗り直しリフォーム工事
このお客様は全く不要のしっくい塗り直しリフォーム工事を提案されていたのです。
見積が何十万円もする不要のリフォーム工事です。
瓦の下から見える少し変色したしっくいの写真を見せて、雨漏りすると不安をあおる悪徳商法です。
このようになんばんしっくいに対して、しっくいの塗り直しを提案するのは、かなり悪徳であり、詐欺とも言えるのではないでしょうか?
どうすれば被害から免れるのか?
お客様が勉強して、対応するのはむずかしいと思います。
対策としては、弊社のような瓦屋根工事店に確認するしかないと思います。
瓦屋根工事店以外の業者さんから、
「瓦屋根のしっくいがはがれている」と言われたら、迷わず瓦屋根工事店さんに相談しましょう!
残念ながら、現状ではこれしかないと思います。
瓦屋根工事店さんを探すのは少しめんどうだと思いますが、被害にあうよりはましだと思います!
全国には、webで相談を対応しているところもありますよ。
まとめ:「瓦屋根のしっくいがはがれている」と言われたら、瓦屋根工事店に相談しましょう!
業者さんから「瓦屋根のしっくいがはがれている」と言われたら、瓦屋根工事店に相談しましょう!
不要のしっくい工事提案があまりに多いので、これぐらいの被害対策をされた方が安全です。
めんどうですが、費用がかかるわけでもありません。
何かありましたら、写真などでご相談していただければ、アドバイスも可能です!
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。