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瓦屋根・ガイドライン工法を確認する書式をご紹介します。
瓦屋根は、現在、耐震・耐風仕様であるガイドライン工法が一般的です。
しかし、施工が完了してしまうと、
「瓦屋根がガイドライン工法であるか?」確認することは、
瓦屋根を解体しないとできません。
確認する方法としては、工事中の写真で判断することが必要となります。
どんな写真が必要なのか?わかりやすくまとめた書式がありますので、ご紹介します。
高浜市の「三州瓦屋根工事等奨励補助金」の書式があります。
「三州瓦屋根工事等奨励補助金」とは?
(1)高浜市内で、自ら居住するための家を新築される方や新築建売物件を購入される方
(2)高浜市内に居住されている方が、自ら居住するための住宅を増築される方または自らが居住している住宅の屋根をすべて葺き替える方や防災目的で屋根の棟部部分すべてを改修(葺き替え)される方
高浜市内での新築、増築、葺き替え、防災目的で屋根の棟部部分の改修をされる方が対象となっています。
費用の25%、もしくは、限度額15万円(日本瓦25万円)が補助されます。
条件としては、瓦屋根工事は、瓦屋根標準設計・施工ガイドラインの工法で施工することとなっています。
この条件を確認するため、ガイドライン工法を証明するという書式があります。
工事中の写真を添付する書式となっています。
工事中の写真を添付する書式となっています。
瓦を留付けるくぎ・ビスの長さ・太さを表記します。
ガイドライン工法を確認するには、瓦を留付けるくぎやビスの長さ・太さが重要です。
それを記載する内容もあります。
上の表は、瓦屋根の各部位(平部・棟部(屋根の頂部)・軒部(屋根の先端)・袖部(屋根の端))の釘の種類・長さ・太さを記載するものです。
工事中の留め付けくぎ・ビスが確認できる写真を添付します。
各部位に使用したくぎ・ビスの長さがわかるように写真を撮ります。
2種類使用する場合は、2種類とも示します。
工事中の瓦の留付け状態の写真を添付します。
屋根の各部位の瓦の留付け状態の写真を添付します。
●平部の桟瓦は、すべての瓦を留め付けします。
●棟瓦はパッキン付きビスですべての瓦を留付けします。
●軒先瓦は3点留めで、すべての瓦を留付けます。
くぎ・パッキン付きビス・7形釘・銅線などを使用します。
●けらば瓦(袖瓦:そでがわら)は3点留めで、すべての瓦を留付けます。
くぎ・パッキン付きビス・銅線などを使用します。
このような工事中の写真を添付することで、瓦屋根がガイドライン工法であることが証明できます。
まとめ:瓦屋根のガイドライン工法は、工事中の写真を添付することで証明することができます。
瓦屋根のガイドライン工法を証明する書式をご紹介しました。
高浜市の瓦屋根では、この書式が義務付けられていますが、屋根工事に支障はありません。
ガイドライン工法を確認したい方は、参考にしていただければと思います。
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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