目次
雨漏りの被害拡大を防ぐためにするべき3つのこと
雨漏りの被害拡大を防ぐためにするべきことを3つご紹介します。
- 防水テープ
- 補修スプレー
- コーキング材
取り急ぎ、雨漏りを防ぐ応急処置としてDIY施工できるものです。
次の章からそれぞれ解説していきますね。
被害拡大を防ぐためにするべきこと①防水テープ
防水テープを屋根、外壁やバルコニーなどのヒビ割れや穴に貼ることで、雨漏りの被害拡大を防ぐことができます。
防水テープは確実にその貼った部分からの浸入を軽減することができますので、有効な応急処置グッズと言えます。
防水テープは様々な種類のものがホームセンターで販売されています。
使用する場所によって防水テープを選ぶことをオススメします。
外壁・サッシ周辺は後から防水テープをはがして雨漏り修理するので、防水テープの粘着層はアクリル系のものをオススメします。
防水テープの粘着層がブチル系のものは強力ですが、はがした時に外壁やサッシに黒いブチルが残ってしまいますのでやめておきましょう。
雨漏りの浸入口と思えるあやしい場所がありましたら、防水テープを貼ってみましょう。
その場所が正解だったら、雨漏りが止まるかも?です。
防水テープを使用した雨漏りの応急処置について詳しくこちらの記事で解説しています。
被害拡大を防ぐためにするべきこと②補修スプレー
補修スプレーとは、いわゆる撥水スプレーのことで、スプレーした場所の表面は水をはじきます。
外壁などの垂直面にヒビ割れがある場合は、そこから浸入する雨水をはじくため、雨漏りの被害を防ぐことができます。
一方で、隙間を埋める機能はありませんので、屋根やバルコニーなどの水平面のヒビ割れの応急処置には適さないです。
また、外壁面でも穴や大きなヒビ割れにも適さないです。
補修スプレーは透明で、スプレーを吹きかけるだけですので、外壁面にあやしい場所がある場合は簡単な応急処置としてオススメします。
補修スプレーでの応急処置の方法について詳しくはこちらの記事に解説しています。
手軽で使いやすい!雨漏り補修スプレーとは?選び方や注意点も解説!
被害拡大を防ぐためにするべきこと③コーキング材
雨漏りの原因の可能性がある隙間を埋めることができるコーキング材は、応急処置にもっとも使用される材料で、雨漏りの被害拡大を防ぐ有効な手段です。
雨漏りの応急処置でコーキング材が使える場所は、外壁、バルコニー、サッシなどです。
隙間のある部分を掃除して、下塗りして、マスキングテープを貼って、コーキングしてと、応急処置と言っても、必要な手順は多くなります。
また、コーキングするためには7つの道具も使いますので、雨漏りの応急処置としてコーキングする場所は、外壁、バルコニー、サッシまわりでも安全に作業できる場所だけにしましょう。
コーキング材はいくつかの種類がホームセンターで販売されています。
一番安価なコーキング材はシリコン系ですが、注意が必要です。
外壁やバルコニーなどの塗装している場所にシリコン系のコーキング材を使用すると後から塗装メンテナンスができなくなりますのでNGです。
塗装している部分をコーキングする場合は、変成シリコン系のコーキング材を選びましょう。
雨漏りの応急処置でコーキングする方法について詳しくはこちらの記事で解説しています。
【雨漏りの応急処置】コーキング剤で素人が直す方法【プロが解説】
自分でできる応急処置の方法を知っておこう
紹介してきた3つは次の雨で雨漏りさせないための応急処置です。
それ以外にも、今まさに雨漏りしている応急処置として、以下の方法がありますので紹介します。
バケツを使った応急処置
天井から床や家財道具へ雨漏りしている場合、バケツを使って床の雨漏り被害を軽減させる応急処置があります。
バケツを使った応急処置の方法について詳しくこちらの記事をご覧ください。
【雨漏りにすぐに対応できる】バケツを使った応急処置の方法を解説
吸水シートを使った応急処置
バケツの中に吸水シートを入れると水跳ねを防ぐことができます。
天井からの雨漏りの場合、雨漏りしている天井上に吸水シートを置くことで天井材が劣化することを防ぎます。
また、サッシ上からの滴下、サッシ隙間からの吹き込みなどはサッシ下の敷居に吸水シートを置いておくことで床への水跳ねを防止します。
吸水シートを使った応急処置の方法についてこちらの記事に詳しく解説しています。
雨漏り対策に抜群の効果!吸水シートの特徴や使い方を徹底解説!
アルミテープを使った応急処置
サッシまわりからの雨漏りでは、浸入箇所にアルミテープを貼ることで雨漏りが止まる場合もあります。
また、雨漏りで穴が開いてしまった天井部分をアルミテープでふさぐことができます。
アルミテープは粘着性があり、手で簡単に切ることができますので応急処置に適しています。
アルミテープを使った応急処置について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
雨漏りをアルミテープで応急処置する方法や注意点を徹底解説します!
雨漏りを防ぐためには専門業者の力を借りよう
雨漏りの被害拡大を防ぐための方法や応急処置の方法を紹介してきましたが、これらはあくまで応急処置であるため、雨漏りの根本的な解決とはなりません。
雨漏りを止める応急処置を行っても、降雨状態は毎回異なるため、応急処置の効果があったのか、雨漏りする風雨条件ではなかったのか判断することがむずかしいです。
雨漏りが直ったと思っても、しばらくして雨漏りが再発し、なかなか直らない雨漏りとなることが多いです。
その場しのぎだけの応急処置だけでは、壁の内部や天井裏などで雨漏りが進行しているリスクもあるため、雨漏りが起こったときは応急処理の後でもいいので、一度雨漏り専門業者に相談されることをオススメします。
雨漏り調査してみたら、気付かなかったところで雨漏りが進行していた事例を紹介します。
上の写真は床の黒ジミを調査するため、床下に潜ったらひどく劣化していた事例です。
上の写真は瓦から雨漏りしているため、調査した所、柱が腐っていた事例です。
表面的には少しの雨漏りでも、隠れている木材が腐っていると雨漏り修理は大事になってしまいます。
雨漏りの原因で多い場所はどこ?
雨漏りは、屋根が原因で発生すると思う人が多いようですが、実は外壁が原因の雨漏りの方が多いです。
外壁・屋根以外にもベランダやサッシ、雨樋などが雨漏りの原因箇所となります。
その中でも特に多いのが建物の取り合い部からです。
屋根と外壁の取り合い部、外壁とベランダ手すりの取り合い部、ベランダとサッシの取り合い部、外壁とサッシの取り合い部などが雨漏りの原因場所となりやすいです。
雨漏りの原因場所について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
雨漏りの原因をランキング形式で知りたい方必見【慶応4年創業の屋根屋が解説】
雨漏りを防ぐには定期的な点検も重要です
雨漏りを未然に防ぐには定期的な点検が重要であり、簡単な点検やチェックならDIYでもできることがあります。
とくに、ベランダ部分については、簡単に目視チェックすることが可能です。
雨漏りのチェック方法についてこちらの記事で詳しく解説しています。
ご自分でチェックして少しでも気になる所がありましたら、雨漏り専門業者に相談されることをオススメします。
また、雨漏りは目視だけではわからない場合が多く、天井・壁にシミがあり、雨漏りしているかもしれないと感じた場合は、雨漏り専門業者に相談するべきです。
弊社では雨漏りの相談や雨漏り調査は無料となっていますので、お気軽にお問い合わせください。
雨漏り修理は業者選びが大事!
雨漏り修理は修理業者選びが大事です。
それではどんな業者を選べばいいのかと言いますと、ズバリ、「雨漏り調査」をしっかり行う業者を選ぶべきです。
雨漏り修理が成功するかのポイントは、雨漏り原因を正しく把握できているかと言っても過言ではありません。
雨漏り修理の失敗は雨漏りが再発してしまうことです。
業者選びについて動画でも解説していますのでご覧ください。
【まとめ】できることをやって雨漏りを防ごう
雨漏りの被害拡大を防ぐ3つの応急処置を紹介しました。
DIY応急処置で雨漏りの浸入口をふさぐことも不可能ではありません。
しかし、DIY応急処置しても雨漏りするようであれば、雨漏り専門業者に修理依頼をしましょう。
また、雨漏りを未然にふせぐ方法として、DIY定期点検も可能です。
自分で点検してみて、気になるところがあれば専門業者に相談しましょう。
雨漏り修理で重要なことは、業者選びです。
雨漏り業者選びで重要なことは、雨漏り調査をしっかりして、原因を特定して修理する業者かどうかを見極めることです。
家が雨漏りしていると「憂うつ」になりますので、自分でできることをどんどんやることで雨漏りを防ぎましょう。
雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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