目次
雨樋の継ぎ目をコーキングするために必要な道具
雨樋の継ぎ目をコーキングするために必要な道具を紹介します。
- コーキング材
- コーキングガン
- プライマー
- ハケ
- マスキングテープ
- ヘラ
- 手袋
- ほうき
- 脚立
雨樋の継ぎ目がはずれてしまって、雨樋の継ぎ目を接着する場合は、雨樋用の接着剤をお使いください。
雨樋の継ぎ目のコーキングは継ぎ目の隙間から水漏れするなどの場合に、隙間を埋めるためのコーキングとお考えください。
コーキング材としては、塩ビ鋼板にも使用できる変成シリコーンシーラントをご使用ください。
コーキングについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
雨樋のつなぎ目をコーキングするやり方
雨樋の継ぎ目をコーキングするやり方の手順について紹介します。
- 修理箇所の掃除
- 雨樋の養生
- プライマーの塗布
- コーキング材での接着
- 仕上げ
次の章から詳しく解説していきます。
【継ぎ目をコーキングするやり方】①修理箇所の掃除
雨樋にゴミや汚れがあると後々にコーキングが剥がれる原因となるため、修理箇所の掃除が重要です。
雨樋の詰まりが発生していて、雨水が溜まっていると掃除後もなかなか乾かない状態が続きます。
掃除した後も継ぎ目が濡れているとコーキングが剥がれる原因となりますので乾いた状態で作業してください。
雨樋の掃除について詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根屋が教える!雨樋詰まりの正しい掃除方法と必要な道具。対策方法も伝授します!
【継ぎ目をコーキングするやり方】②雨樋の養生
雨樋の掃除をした後は、周りにコーキング材が付着するのを防ぐため、マスキングテープで養生します。
とくに、雨樋の内側の継ぎ目をコーキングする場合は、余計なところにコーキングが残ってしまうとその後の雨水の流れを妨げて、水溜まりの原因となります。
コーキング材が必要とない部分にギリギリでマスキングテープを貼るようにしてください。
ホームセンターで1本600円程度で購入できます。
【継ぎ目をコーキングするやり方】③プライマーの塗布
プライマーとは下塗り剤のことで、コーキング材と雨樋の接着面をしっかり密着させるために使用する重要な役割があります。
プライマーの塗布の有無は、コーキングの寿命に大きく関わります。
とくに、継ぎ目からの水漏れが発生している場合、プライマーを塗布してコーキングしないと水漏れが止まらない可能性もあります。
コーキングする際には、プライマーの塗布は必須とお考えください。
【継ぎ目をコーキングするやり方】④コーキング材での接着
コーキングガンでコーキング材を打ちます。
雨樋の継ぎ目のコーキングは外側を多めにしっかり打ちましょう。
内側は雨水の流れを邪魔する可能性もありますので、打つ場合でも少量としてください。
雨樋の外側のコーキング材を将来、塗装する可能性もありますので、シリコン系シーラントの使用はやめておきましょう。
雨樋と継ぎ目の隙間は、大きい所では1mm以上空いていますので、コーキングをその隙間に注入するようにして打つと水漏れを止めることができます。
【継ぎ目をコーキングするやり方】⑤仕上げ
コーキング材の表面がきれいに仕上がるように、ヘラでならしてください。
余分なコーキングはマスキングテープの幅内に収まるように気を付けましょう。
小さなヘラで何回もこするよりも、幅のあったヘラで1回でならした方が仕上がりはきれいになります。
最後にマスキングテープをはがします。
マスキングテープをはがすときに、余分な所にコーキングが付かないように注意してください。
仕上げの後は、1~2日ほど乾燥させると完了です。
雨樋の継ぎ目をコーキングするときのコツ
雨樋の継ぎ目をコーキングで修理するときのコツを紹介します。
- 作業が可能であれば雨樋の内・外の継ぎ目にコーキングする
- 雨樋の中に水分やゴミが残ったまま作業しない
- 乾燥するとコーキングはやや縮むので少し多めの量にする
- コーキングの硬化時間はたっぷりとる
- コーキングで雨水を止めないように平らにする
- 雨樋の勾配をなくさないようにする
雨樋の継ぎ目からの水漏れを防ぐためには、雨樋と継ぎ目の隙間をふさぐことが重要となります。
コーキングで打てば隙間がなくなるようなイメージですが、掃除しなかったり、プライマーを塗布しなかったりすると雨樋との密着が悪く、わずかな隙間から水漏れしてしまいます。
雨樋のつなぎ目の修理について詳しくはこちらの記事で解説しています。
雨樋のつなぎ目は自分で修理可能?コーキングの3つの注意点も解説
雨樋の継ぎ目のコーキングをDIYで行うのは可能?
雨樋の継ぎ目のコーキングは解説してきた内容を参考にして行えば、そこまで難しいDIYではありません。
ただし、2階以上の建物であれば高所作業となってしまい、大変危険な作業となりますので、やめておきましょう。
また、コーキングによる補修は雨樋と継ぎ目の接着ではなく、応急処置的に水漏れを止めることです。
雨樋と継ぎ目が外れた場合や継ぎ目が割れた場合などは、コーキングでは根本的な解決にはなりません。
また、DIYでは施工ミスによる不具合の悪化が発生するリスクもあります。
自信がない場合やDIYがリスクだと感じる方は、専門業者に依頼することをオススメします。
雨樋の修理をどこに頼むべきかについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
【まとめ】雨樋のコーキングのやり方を知ってから補修しよう
雨樋の継ぎ目のコーキングは継ぎ目の隙間から水漏れするなどの場合に、隙間を埋めるために行います。
雨樋の内側は雨水の流れにも影響するため、むずかしい作業となりますので、やり方をよく理解してから補修しましょう。
とくに、コーキング前の掃除やプライマーの塗布をしっかり行わないと水漏れは止まらない可能性もあります。
また、2階以上の雨樋に関しては高所作業となり、落下するリスクがあるのでDIYはやめておきましょう。
自信がない場合やDIYがリスクだと感じる方は、専門業者に依頼することをオススメします。
屋根・雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。