屋上塗装のDIYで知っておきたい塗装の3つのコツを徹底解説

Dr.神谷
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  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

屋上塗装のDIYを自分ができるのかを知りたい

屋上塗装のDIYのコツを知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は「屋上塗装のDIYを自分ができるのかを知りたい」「屋上塗装のDIYのコツを知りたい」という方に向けて書かれています。

最近は様々なDIYがとても人気ですが、可能なら屋上塗装のDIYをやってみたいと思う方も多いのではないかと思います。
でも、失敗してしまったり、思った通りにならなかったりしないかという不安もありますよね。

そこで本記事では、屋上塗装のDIYで知っておきたい塗装の3つのコツを解説していきます。塗装の手順や注意点も解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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屋上塗装のDIYは基本的にはオススメできない

平らな屋根である屋上の防水工事は、塗装業者や工務店でも対応していない場合もある専門性の高い分野です。

DIYによる防水工事は基本的にはオススメできません。

屋上は面積も広く、DIYで防水層のトップコートを塗るだけでも簡単ではありません。

傾斜のある屋根に比べて屋上は雨が溜まりやすいので、DIYで失敗するとひどい雨漏りにつながりやすいです。

結局、専門業者に依頼することになり、かえって高くなってしまいます。

 

屋上塗装のDIYをするならウレタン防水がオススメ

屋上の防水工事にはシート防水やアスファルト防水など、いくつか種類があります。

その中でも塗膜防水と呼ばれる液状の塗料をローラーなどで下地に塗布する防水工事がDIYにはオススメとなります。

塗膜防水の中でも、ウレタンでできた塗料を塗装のように塗り重ねて防水層を作るウレタン防水が、DIYとしては比較的チャレンジしやすいと思います。

 

防水工事の種類について詳しくはこちらの記事で解説しています。

防水工事の代表的な種類を紹介!特徴や費用・耐用年数などすべて解説

 

屋上塗装のDIYをするなら知っておきたい3つのコツ

屋上塗装のDIYをするなら知っておきたい3つのコツを紹介します。

  1. 1液性の塗料
  2. 汚れの除去
  3. 均一な重ね塗り

 

次の章から詳しく解説していきます。

 

【屋上塗装のDIYのコツ】①1液性の塗料

ウレタン防水には1液性の塗料と2液性の塗料があります。

DIYを行うなら硬化剤を混ぜ合わせる必要のある2液性の塗料は使わず、そのまま塗り始めることができる1液性の塗料を使うことが作業しやすいです。

また、屋上全面を塗る場合は、下塗り材・防水塗料・トップコートの3種類がセットになっているものがわかりやすくオススメとなります。

 

【屋上塗装のDIYのコツ】②汚れの除去

屋上塗装のDIYをするなら、汚れの除去を徹底的に行うべきです。

汚れが残っていると、塗りムラの原因になったり、後でヒビ割れや亀裂が入る原因になるからです。

ブラシなどを使うと屋上表面に傷をつけてしまう恐れがあるため、可能であれば高圧洗浄機の使用をオススメします。

 

【屋上塗装のDIYのコツ】③均一な重ね塗り

屋上塗装のDIYでは、均一な重ね塗りが重要です。

塗装は分厚く塗装することで耐久性の向上が見込めますが、ただ単に重ね塗りするだけでは不具合がでます。

塗装が均一にならないと水が溜まる箇所ができてしまうため、均一な塗装を行うことが必要です。

また、均一でない塗装で重ね塗りを行なうと塗膜にヒビ割れや亀裂が入ってしまうことがあります。

 

DIYにチャレンジするなら知っておくべき塗装手順

DIYで行う屋上塗装の手順を紹介します。

  • 下地調整・養生・下塗り
  • 塗り方
  • 後始末

 

DIYを行うならウレタン防水の密着工法がオススメとなります。

①下地調整・養生・下塗り

塗る面の汚れ、ホコリ、藻などをほうきで取り除き、デッキブラシなどで水洗いして、乾燥させます。

コンクリートのひび割れ、へこみなどは大きさや深さによって、適切な補修材を選んで埋めておきます。

塗料がついて困るところはマスキングテープなどで養生します。

しっかりと乾燥させてから下塗りを塗りましょう。

上塗りする塗料に適したシーラーを下塗りとして塗ります。

 

②塗り方

塗料は使う前に棒などで容器の底から良くかき混ぜて均一にします。

コーナーや細部の塗りにくいところから塗ります。

広い面は長い柄のついたローラーなどを使って塗ります。

1度塗りがよく乾いてから2度塗りを行います。

最後にトップコートを塗ります。

 

③後始末

塗り終わったら、塗料が手につかなくなってから、マスキングテープを取り除きます。

塗装終了後はすぐに塗装道具についている塗料を落とします。

使い残した塗料はしっかりとふたをしめて保存します。

残った塗料を捨てるときは新聞紙等に広げて、乾かしてから可燃ごみで処分します。

 

屋根を防水塗装で塗装するDIYのやり方について詳しくはこちらの記事で解説しています。

屋根を防水塗料で塗装するDIYのやり方とは?施工方法を徹底解説

 

屋上塗装の際に気をつけるべき注意点

屋上塗装の際に気をつけるべき注意点を紹介します。

  • コンクリート仕上げなどの下地は処理が難しくDIYによる屋上塗装はあきらめる
  • 排水ドレンの中をむやみにぬらない
  • 材料に水が入らないようにする
  • 火を使うものを近くにおかない
  • 乾燥に必要な時間は確保する
  • 既存の防水層が劣化していない間に行う

 

屋上がコンクリート仕上げとなっている場合は、その下に防水層が入っている場合があります。

排水ドレンにその防水層がつながっているので、排水ドレンの中を防水塗料で塗ってしまうとその出口がふさがれてしまいます。

防水塗料で完全に防水できなければ、かえって、雨漏りするようになることもありますので注意しましょう。

 

屋上塗装をプロに依頼するメリット

屋上塗装をプロの専門業者に依頼するメリットを紹介します。

  • 高い技術で耐久性の高い工事になる
  • 現在の屋上に最適な防水工事を提案してくれる
  • 劣化している防水層に対して下地処理をしてくれる
  • 保証期間がある
  • 雨漏りしている場合は原因を見つけてくれる

 

屋上塗装は定期的に行う必要があります。

耐久性の高い工事を行ってもらうことで、常に気にすることがなくなります。

また、雨漏りしている場合は原因が単純ではないことも多く、再発を防ぐためにもプロに依頼することをオススメします。

 

【まとめ】無理して屋上塗装のDIYをするのはやめよう

平らな屋根である屋上の防水工事は、塗装業者や工務店でも対応していない場合もある専門性の高い分野です。

傾斜のある屋根に比べて屋上は雨が溜まりやすいので、DIYで失敗するとひどい雨漏りにつながりやすいです。

また、雨漏りしている場合は原因が単純ではないことも多く、再発を防ぐためにもプロに依頼することをオススメします。

無理して屋上塗装をDIYで行うのはやめておきましょう。

DIYを行うのであれば、塗膜防水の中でも、ウレタンでできた塗料を塗装のように塗り重ねて防水層を作るウレタン防水がオススメです。

 

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