分譲地のパミール屋根 南北に違いあり。パミールの点検は全面見ましょう!

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みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

たまに出会うのですが、分譲地で並んでいる住宅の屋根がパミールだらけの場合があります。

そんな屋根を点検しているとパミールの特徴に気付きます。

分譲地のパミール屋根をご紹介します!

いつも通りのパミール屋根、ボロボロとはがれています!

築11年のパミール屋根です。

パミールの軒先側が白くなっています。

よく見てみると、

軒先側が所々、はがれています。

白くなっているのは、黒い塗装部分がはがれ、スレートの本体が見えているからです。

築11年でこのようにはがれているので、大きな問題になっています!

パミール屋根の劣化に対する内容については、こちらの記事が詳しくなっていますのでご覧ください。

【ニチハ】パミール屋根のメンテナンス方法とは? 今度こそ、安心・高耐久な屋根にリフォームを!

 

パミールが劣化するのは、屋根全体ではないのです!

たまたま、この屋根は切妻屋根(本を開いたような形)で、屋根面が南面と北面になっていました。

上から眺めてみると、はがれの状態が南面と北面で違うことに気付きました。

はがれは赤丸の北面で発生しています。

先ほどのはがれの写真も北面です。

一方、南面のアップはこんな感じで、はがれはほとんどありません。

 

分譲地のパミール屋根はこんな傾向があります!

1軒の屋根の南北面は上記特徴がありました。

ここは、たまたま、お隣さんもパミール屋根でしたので、観察してみました。

茶色のパミール屋根でした。

こちらの南面から見えるお隣さんの屋根は北面です。

北面は同様にはがれが発生していました。

色も違うパミール屋根なので、このパミールを生産した日だけ、劣化しやすいパミールだったとは言えません。

ロットが悪いわけではなく、パミール屋根のそのものが粗悪で、このようなはがれが発生しているのだと思います。

今度は逆方向のお隣さんのパミール屋根を見てみました。

北面からみるお隣さんの南面ははがれが発生していませんでした。

少なくともこの3軒は同じ傾向で、北面だけにはがれが発生していると思われます。

 

なぜ、北面がはがれるの?

なぜ、北面がはがれるのか、考えてみました。

日射の影響だと思います。

南面は日射の影響を受けて、パミール屋根の表面は乾きやすくなります。

北面は日射が当たりにくいので、パミール屋根の表面は乾きにくい傾向です。

この違いで、パミール屋根の吸水した水分量が南北で異なり、水分量の多い北面にはがれが発生するようです。

パミール屋根の状態を確認するなら、北面もしくは全面を見ることをおススメいたします。

南面を見て、劣化していなかったと思っても、実は北面がボロボロという可能性もありますので、ご注意ください。

 

まとめ:パミール屋根は北面が劣化しているので、点検するときには全面見ましょう!

築11年の分譲地のパミール屋根を見て、北面がはがれるという特徴に気付きました。

南面だけ見て、劣化していないと判断するのは危険です。

パミール屋根を点検するときは、全面見ましょう!

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