調査の概要
中庭からの雨漏り 雨漏り調査で浸入箇所を特定
調査:1日間
築年数:約50年過ぎ
中庭からの雨漏り。応急処置では止まらない。
築年数が古く、いろいろな場所から雨漏りしている建物でした。
とくに、中庭からの雨漏りは、頻繁に発生するようで、室内の内装はお客様で、養生されていました。
雨漏りしている真上には、床タイル、外壁、窓、雨戸の戸袋と、浸入箇所となり得る場所のオンパレードでした。
順番に散水をして、浸入箇所を特定するつもりでした。
外壁やタイルにはシーリングの痕もありました。
簡単にご紹介します!
散水試験
雨漏りしている場所の真上を散水試験することにしました。
この散水場所の上には、外壁のクラック、窓廻り、戸袋などがありました。
タイル目地を消すつもりでタイルに散水を行いました。
散水結果
5分も経たないうちに、下の室内へ漏水しました。
5分間も経たずに漏水するのは、かなり早い状態です。
これでは、少しでも雨が降ると、雨漏りしていたと思います。
再度、散水試験
そこで、再度、散水試験を行いました。
壁タイルの目地ではなく、床にわずかな水量で散水しました。
わずかな散水でも、すぐに室内へ漏水しました。
このわずかな水量でも雨漏りしたことから、床タイルの目地から建物の本体まで、大きなクラックが入っていることが想定できます。
この建物の外壁には、応急処置的なシーリング痕が見られました。
しかし、このような雨漏り処置では、止まる雨漏りではありません。
根本的な改修が必要です。
ポイントまとめ
・中庭からの雨漏りはしっかり雨漏り調査が必要。
・床からの雨漏りは応急処置では止まらない。
・全面の防水処理などが必要。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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