福島県沖地震2021で瓦屋根被害 ガイドライン工法による復旧をオススメします。

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経ホームビルダー/日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

瓦屋根の被害に遭われた人。

瓦屋根の地震対策を考えている人。

この記事で伝えたいこと

東日本大震災からもうすぐ10年となります。地球の地震においては、10年経っても余震とのことです。

繰り替えし発生する巨大地震のたびに、瓦屋根の被害が報道されます。

国土交通省も瓦屋根の自然災害対策として、50年ぶりに瓦屋根の留め付けに関する告示を改訂し、令和4年1月1日から発行されます。

この度、福島県沖地震2021で被害に遭われた方は、告示に沿ったガイドライン工法で復旧されることをオススメします。

 

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福島県沖地震2021で瓦屋根被害

2021年2月13日に、福島県沖でマグニチュード7.3の大地震が発生しました。

福島県と宮城県で震度6強の激しい揺れを観測し、古い日本瓦屋根の棟部(屋根の頂点)に被害が発生しました。

13日深夜の地震の揺れで地盤が緩んだ宮城、福島両県の被災地では15日、台風並みの低気圧の接近に伴い雨風が強まった。被災者らは地震の発生から休む間もなく損壊した住宅の修繕に追われ、応急用のブルーシートを配布する自治体の窓口には住民が列を作った。
 最大震度6強を観測した相馬市は14日、1世帯当たり2枚のブルーシート配布を始めた。備蓄に加え南陽市などからも提供を受けて集めた1760枚は、15日午前10時前に配り終えた。
 同じ震度6強の福島県国見町は約100枚を確保した。町の担当者は「今のところ不足していないが、雨が続けば二次災害が起きかねない」と危惧する。

参照:河北新報 屋根修繕に無情の雨 宮城、福島で震度6強

瓦屋根の復旧はガイドライン工法をオススメします!

今回、古い日本瓦屋根の棟部分に被害を受けた方は、復旧するときにガイドライン工法をオススメします。

新築では、令和4年1月1日から瓦屋根の留め付けの告示が50年ぶりに改訂されます。

基本的には、すべての瓦を留め付けるというガイドライン工法の内容が基準となります。

近年の自然災害による瓦屋根の被害対策として、改訂されました。

既築や災害の改修に対して規制はありませんが、今後の余震も考えれば、地震・台風にも被害が発生しないガイドライン工法で復旧した方が安心です。

 

古い瓦屋根棟部をガイドライン工法で改修した事例

古い瓦屋根棟部をガイドライン工法で改修した事例を紹介します。

ガイドライン工法・棟部の種類は2つあります。

  1. 冠瓦1本伏せ棟
  2. 棟補強金物によるのし積み棟

無緊結のし積み棟⇒冠瓦1本伏せ棟に改修

日本瓦屋根の無緊結のし積み棟をガイドライン工法の冠瓦1本伏せ棟に改修した事例です。

上写真は建物へ無緊結ののし積み棟を解体して、棟補強金物を入れて冠瓦1本伏せ棟に改修する流れを紹介しています。

棟補強金物に固定された・たるきに冠瓦をビス留めします。

冠瓦と建物が連結するため、巨大地震にも耐える棟部となります。

冠瓦1本伏せ棟のメリット

冠瓦1本伏せ棟のメリットは3つです。

  1. 安価
  2. 軽量
  3. 早い

冠瓦1本伏せ棟のデメリット

冠瓦1本伏せ棟のデメリットは2つです。

  1. 意匠性が変わる(鬼瓦がなくなる)
  2. 部分補修ができない

無緊結のし積み棟⇒棟補強金物によるのし積み棟に改修

日本瓦屋根の無緊結のし積み棟をガイドライン工法の棟補強金物によるのし積み棟に改修した事例です。

上写真は建物へ無緊結ののし積み棟を解体して、棟補強金物を入れてのし積み棟に改修する流れを紹介しています。

棟補強金物を建物に固定します。

棟補強金物に固定された・たるきの左右でのし瓦同士を相互に緊結して、積み上げます。

のし瓦の上の冠瓦をたるきにビス留めすることで、建物と連結するため、巨大地震にも耐える棟部となります。

棟補強金物によるのし積み棟のメリット

のし積み棟のメリットは2つです。

  1. 意匠性は変わらない(鬼瓦をつけることができる)
  2. 部分補修が可能

棟補強金物によるのし積み棟のデメリット

のし積み棟のデメリットは2つです。

  1. 高価
  2. 手間がかかる

 

巨大地震で被害が発生する古い日本瓦屋根の見分け方

巨大地震で被害が発生する古い日本瓦屋根の見分けをご紹介します。

①スマホなどで、棟部を撮影してください。

②写真を拡大して、棟部に結束線が見えるか、確認してください。

上写真のように、棟部の側面に結束線が見えると旧工法となります。

この場合は、巨大地震が来る前に補強しましょう。

代表的な補強方法は以下の3つです。

  1. 冠瓦1本伏せ棟
  2. 棟補強金物によるのし積み棟
  3. 外付棟補強金具による補強

上2つは、先ほど説明した通りです。

外付棟補強金具による補強はアルミアングルで棟部を固定する方法です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

古い日本瓦屋根棟部 外付け棟補強金物で簡易な耐風・耐震改修

 

まとめ:福島県沖地震の瓦屋根復旧はガイドライン工法をオススメします。

古い日本瓦屋根の棟部分に被害を受けた方は、復旧するときにガイドライン工法をオススメします。

既築や災害の改修に対して規制はありませんが、今後の余震も考えれば、地震・台風にも被害が発生しないガイドライン工法で復旧した方が安心です。

ガイドライン工法・棟部の種類は大きく分類すると2つあります。

  1. 冠瓦1本伏せ棟
  2. 棟補強金物によるのし積み棟

上記2種類のどちらかで、復旧するように瓦屋さんに相談してください。

また、他の地域での巨大地震で被害が発生する古い日本瓦屋根の見分けをご紹介します。

①スマホなどで、棟部を撮影してください。

②写真を拡大して、棟部に結束線が見えるか、確認してください。

棟部の側面に結束線が見えると旧工法となります。

この場合は、巨大地震が来る前に補強しましょう。

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