屋根塗装の見積もりでチェックすべき5つのポイントを屋根屋が解説

Dr.神谷
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  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

屋根塗装の見積もりについてを知りたい

屋根塗装の見積もりでチェックすべきポイントを知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は「屋根塗装の見積もりについてを知りたい」「屋根塗装の見積もりでチェックすべきポイントを知りたい」という方に向けて書かれています。

見積もりの経験がない方は、屋根塗装の見積もりのときにチェックすべきポイントや注意点がわからないですよね。
でも、見積書は屋根塗装の金額に大きく影響する大切な要素です。

本記事では、屋根塗装の見積もりでチェックすべき5つのポイントについて解説していきます。この記事を読めば、見積書の見方が大きく変わる内容になっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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屋根塗装の費用相場を知っておこう

屋根塗装の費用相場は一般的な2階建てのスレート屋根の場合(塗り面積は60~80㎡程度)は、40~60万円程度です。(30坪前後の大きさの建物)

ただし、塗装の種類、屋根材の種類や劣化状況、建物の立地、大きさや形状などによっても変わってきます。

 

屋根塗装の費用について詳しくはこちらの記事で解説しています。

屋根の塗装の費用相場はどれくらい?3つの内訳も詳しく解説

 

屋根塗装の見積もりでチェックすべき5つのポイント

屋根塗装の見積もりでチェックすべき5つのポイントについて紹介します。

  1. 項目ごとの金額
  2. 詳細な情報
  3. 内訳金額
  4. 塗料の種類
  5. 保証の年数

 

次の章からそれぞれについて詳しく解説していきます。

 

【屋根塗装の見積もりのポイント】項目ごとの金額

具体的な工事内容が書かれていない一式見積もり書は注意してください。

工事の内容や工事の工程・塗料の名称などを項目ごとに、金額が詳しく書かれた見積書が比較・検討しやすいです。

また、手書きの見積もり書は訪問営業業者がよく使う方式ですので用心してください。

ただし、面積が小さい部分塗装の場合は小面積のため、一式見積もりとなることがあります。

 

【屋根塗装の見積もりのポイント】詳細な情報

屋根塗装の見積書は、塗装面積が平米数で書かれていることや塗料の名前や金額が詳細に書かれていることが重要です。

項目が細かく分かれていても、全て一式○○円と表記されて、平米数や単価がわからないようになっている見積書は訪問営業業者が行う手口なので用心してください。

塗料の種類が見積書で明らかになっているのかもチェックしておきましょう。

 

【屋根塗装の見積もりのポイント】内訳金額

屋根塗装費用の内訳を知った上で、見積書をチェックすることで見積額の妥当性が判断できます。

屋根塗装費用の内訳は、塗料代は全体の約30~40%、工事費は約35~45%、足場代が25~30%となっています。

工事費を安く見せるために極端に塗料代を高くする業者があります。

また、「今ならすぐ近くの現場から足場を移設するだけなので足場代が無料です。」と言って、営業してくる業者もいます。

足場代は設置すれば必ず必要となるため、他の項目が割高となっていたり、その分だけ手抜き工事をされる場合があります。

 

【屋根塗装の見積もりのポイント】塗料の種類

屋根塗装の見積もりをチェックポイントとして、どんな塗料が使われているのか確認しておきましょう。

屋根塗装で主に使われる塗料の種類と費用目安を紹介します。

塗料の種類屋根の塗料耐久年数費用目安
ウレタン約4~6年25,000~70,000円
シリコン約5~7年30,000~80,000円
フッ素約7~10年80,000~160,000円
無機約10~15年100,000~240,000円

 

耐用年数が長い塗料ほど費用も高くなります。

建物の塗装寿命は外壁のシーリングの寿命によって決まり、一般的には10年程度となっています。

屋根塗装の耐用年数だけ上げても外壁シーリングするために足場を組んだら、屋根塗装することになります。

塗装メンテンナンスのバランスを考えると屋根塗装はシリコン塗料がオススメとなります。

また、高額な遮熱塗料などを勧められたとしても、遮熱塗料の黒色などの日射反射率は20%程度しかなく、効果は見込めません。

屋根の暑さ対策が気になる方は、シリコン塗料の白色(日射反射率70%程度)の方が効果があり、価格も安価なのでオススメです。

遮熱塗料について詳しくはこちらの記事で解説しています。

屋根塗装で遮熱塗料を使うのは効果的?メリットとデメリットを解説

 

【屋根塗装の見積もりのポイント】保証の年数

口頭での保証年数は信用できないため、見積書に保証年数が記載されているのかをチェックしておきましょう。

ただし、〇年保証と言っても曖昧な場合があります。

以下の内容まで確認してください。

  • 何を保証しているか
  • 免責事項はあるのか
  • どんな補償をしてくれるのか

 

一般的に屋根塗装において塗料メーカーの保証期間は2年程度と短いです。

それ以上長い場合は、塗装業者独自の保証となるので特に上記内容を確認しておきましょう。

 

屋根の状態で塗装費用は変わる

屋根塗装を行う際は、屋根の状態や形状で塗装費用が高くなってしまいます。

以下の場合が特に費用が高いとお考えください。

  • 屋根の汚れが激しい場合
  • 屋根面の数が多く面積が広い場合
  • 急勾配の屋根の場合

 

相場よりも見積もりが高い場合はその理由について確認しておきましょう。

納得できない理由の場合は、別の業者にも確認してみましょう。

 

屋根塗装の金額に影響を与える要素について詳しくはこちらの記事で解説しています。

屋根塗装の費用はいくら?金額に影響を与える3つの要素も解説

 

屋根塗装の見積もりを依頼する上での注意点

屋根塗装の見積もりを依頼する上での注意点を紹介します。

  • 相見積もりを行うようにする
  • 相場より極端に安い場合は手抜き工事を疑う
  • 業者の評判や実績を確認する

 

相見積もりをすることが基本となります。

金額の比較だけではなく、提案内容や懸念事項についても各社違いますので、自分の考えと近い業者を選ぶことに役立ちます。

相見積もりで、役所のように最安値の業者を選ぶことはリスクがあります。

相場よりも極端に安い業者は、手抜き工事を行う可能性がありますのでオススメできません。

相場内の中で、安価な業者を選ぶことをオススメします。

また、業者の評判や実績を確認しておくこともリスクを減らすことになります。

 

【まとめ】見積もり次第で大きく金額が変わります

屋根塗装の費用相場は一般的な2階建てのスレート屋根の場合(塗り面積は60~80㎡程度)は、40~60万円程度とお考えください。(30坪前後の大きさの建物)

見積もりは相見積もりが基本です。

業者によって、見積内容や金額が大きく変わります。

自分の考え方にあった工事内容で、金額が安価な業者を選びましょう。

ただし、相場よりも極端に安い業者は手抜き工事を行う可能性があるので用心してください。

手抜き工事でも塗装後すぐには違いがわからないのでリスクがあります。

〇年保証もその内容をしっかりチェックしないと意味がなく、泣き寝入りすることになりますのでご注意ください。

 

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