瓦屋根って、銅線を使用する前はどうやって留め付けていたの?

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

「瓦屋根って、銅線を使用する前はどうやって留め付けていたの?」

とご質問をいただきました。

即答できず、古いお寺の写真を見返してみました。

古い瓦屋根の留め付けは何?

180年以上前のお寺さんの屋根を見てみました。

立派な屋根ですね。

よく見てみますと、

赤色の⇒は銅線で緊結しています。

一方、白色の⇒は銅線がありません。

銅線ができるより前の仕様となっています。

銅線がない昔は、葺き土だけで瓦を留め付けています。

昔の屋根では葺き土がたっぷり入った瓦屋根があります。

瓦の裏面の形状に合うように葺き土がなじむため、保持力があり100年以上の屋根が実現しています。

しかし、気象状況によって、部分的な瓦屋根の不具合が発生します。

その場合は、部分的な補修で対応しています。

例えば、上の写真では一番きれいな瓦は最近、補修した瓦です。

一昔前の瓦では、色合いはだいぶ経年変化が発生しているのですが、留め付けは銅線で緊結されています。

最近の瓦のすぐ隣では、180年前の瓦が同じように葺かれています。

この180年前の瓦を残したまま、維持保全できるのが瓦のメリットと言えます。

ちなみに、なぜ180年前かと言いますと、

2mは超える巨大鬼瓦の側面に江戸時代に書かれた年号が入っているからです。

天保五年は1834年、184年前の鬼瓦です。

土葺きだけでも結構持つのがビックリですね!

現在は銅線以上に、くぎ留め、ビス留めでしっかりと瓦を留め付ける仕様となっていますので、ご安心くださいね。

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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