半田市には、ミツカンミュージアムがあります!
先日、半田市にあるミツカンミュージアムに行きました。
見どころ満載だったのですが、今日は酢について勉強した内容をご紹介いたします。
これらの写真は、江戸時代の江戸前寿司の屋台です。
握り寿司は、現在のハンバーガー等のファーストフードの様に、手軽で安価な食べ物として急速に広がったそうです。
旨みをおおく含んだ酒かすを原料に造られた粕酢を使ったすしシャリは少し茶色くなっていて、「山吹」という商品名で販売されたそうです。
ミュージアムでは、昔の酢づくりの工程を教えてくれます。
最後の荷造りでは、樽をワラで縛っています。
その他にも、現在の酢づくりのポイントなど、いろいろ教えてもらえます。
ミュージアムの中庭です。
中庭には、かつての半田工場の特徴であった「煙突の風景」を再現し、自然換気に活用しています。
太陽熱を利用して煙突の中で空気の上昇を促します。
その結果、半田運河を通った冷たい風を1階壁面の足元から引き込み、自然換気を効果的に行っているそうです。
この絵の真ん中にいる赤い法被の方がミツカンの創設者で、寿司を食べています。
立ち食い屋台で、寿司を食べています。
「米酢」を安価な「粕酢」にして、もっとおいしくて手軽な寿しが作れるはずだと創業しました。
もともと、酒で培われた半田の海運力と販売ルートを生かして、江戸へ積極的に「粕酢」を売り込んで成功したそうです。
この辺の海運力・物流については、また、後日、まとめたいと思います。
1887年(明治20年)には、ミツカンのマークを商標登録するという先端企業だったそうです。
見学の最後には、体験コーナーもありました。
すし屋さんになって、マグロを握ります。
握ったお寿司と記念撮影もできます。
景観を大事に引き継いいらっしゃいます!
先程の工場の大きな屋根にも瓦が葺かれていました。
下の写真は、ミュージアム近くの半田運河です。
運河沿いには、ミツカンさんの倉庫が並んでいます。
黒塀に白いミツカンマーク、屋根は瓦屋根と昔からの景観を大事にされています。
古くなった倉庫の瓦屋根は、再び瓦で葺き替えられています。
一部の倉庫では、瓦の棟部(屋根の頂点)だけ耐震工法で補強されています。
歴史ある会社だからこそ、古いものを生かし、かつ安全にも配慮することができるのだと思います。
巨大地震が来ても、ミツカン酢の倉庫は被害がないと思います。
半田市へ来られた際には、ぜひ、倉庫街の景観をご覧ください!
今日も古い日本瓦屋根をガイドライン工法での葺き替えを検討されているお客様からご相談がありました!
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