2021年改訂瓦屋根標準設計・施工ガイドラインとは?
瓦屋根標準設計・施工ガイドラインは2001年に制定され、耐震・耐風性能を確保した瓦屋根の標準施工を示しています。
瓦工事店の全国組織(一社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)、瓦製造メーカーの全国組織・全国陶器瓦工業組合連合会(全陶連)等の業界団体と国の建築研究所で実験を行い、自然災害に強い自主的ガイドラインを制定しました。
(引用:国土交通省「令和4年1月1日から瓦屋根の緊結方法が強化されます」)
2001年のガイドラインの概要が上表の右側です。
左側は昭和46年に制定された告示基準で、最低基準となっているため緊結は規定されていませんでした。
2018、2019年の巨大台風による古い瓦屋根被害を受けて、建築基準法の告示内容を見直し、ガイドラインレベルに強化されることになりました。(2022年1月1日~)
(引用:国土交通省「令和4年1月1日から瓦屋根の緊結方法が強化されます」)
その告示内容と齟齬が無いように2021年5月にガイドラインが改訂されました。
2021年改訂瓦屋根標準設計・施工ガイドライン適合施工店
2021年5月に改訂されたガイドラインについて、全瓦連において講習会が開催されました。
その講習会でガイドライン改訂点を詳しく学び、建築基準法の告示改訂に準備しました。
全瓦連では、講習会で対応した施工店を適合施工店として、登録証を発行しております。
瓦屋根に関しては、適合施工店に相談されることをオススメします。
最近、瓦屋根の詐欺業者が摘発されたというニュースがありました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
屋根瓦工事でトラブル多発「屋根壊れている」と詐欺リフォーム会社摘発
まとめ:瓦屋根は適合施工店に相談しましょう
令和4年1月1日より瓦屋根(新築)の留め付けの基準が強化されました。
瓦業界は基準に対応するようにガイドラインを改訂し、適合施工店を登録しています。
「ガイドライン適合施工店」であれば、瓦屋根の最新基準に対応可能ですので安心です。
瓦屋根で不安を感じている人は適合施工店に相談することをオススメします。
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