目次
雨漏り調査で散水試験を行なったときの費用相場
雨漏り調査で散水試験を行なったときの費用相場を紹介します。
散水試験の費用の目安は0~30万円程度です。
散水試験後に雨漏り修理を行う場合は0円となることもあります。
散水試験は建物の構造・大きさ・状態・雨漏り箇所数で、その費用が大きく異なります。
また、散水試験を行う際に、足場が必要であったり、高所作業車が必要であったりするとその分費用の負担が増えます。
散水調査の費用や原因の把握で大切なことについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
散水調査の費用はどれくらい?雨漏りの原因の把握に大切なこととは?
雨漏り調査の散水試験は難しい?
雨漏り調査の散水試験は、特定するまでに時間・労力を要する作業です。
建築の知識はもちろん必要ですし、散水試験の知識と経験が求められます。
室内の雨漏り箇所・症状と室外の建物の状況、及び雨漏りする降雨条件によって散水試験の条件を変更しなければならず、散水試験員の技量によって、試験結果が異なりやすい調査とも言えます。
雨漏り調査は実績のある業者へ依頼することをオススメします。
色水を使った散水試験と必要な費用
散水試験とは別の調査方法として、色水を使った雨漏り調査(発光液調査)の費用相場は5万~20万円程度です。
色水を使った雨漏り調査(発光液調査)とは、場所ごとで散水する水に異なる色の蛍光液を加えて、漏水した水の色を確認して浸入口を特定する調査方法です。
見た目は無色なのですが、紫外線(ブラックライト)を当てると発光して色が見える発光液を使用するため、色水と言っても建物を汚すことはありません。
マンションやビルなどのコンクリート系の建物では、浸入箇所が複数あることがあり、色水を使用することで雨漏り調査の時間短縮に役立ちます。
特殊な発光液を使用するので、必ず有料調査となります。
散水試験の成功事例
散水試験で雨漏りの原因がわかった事例を紹介します。
「知り合いの業者に直してもらったけど雨漏りが止まらなかった」とご相談を受けることがあります。
その場合、雨漏りの原因となりえる箇所が複数存在していることが多いです。
それを業者の勘で補修しているので、雨漏りが止まる可能性は低いです。
こちらの事例もかなり前からの雨漏りを放置していたために、天井上でカビ・錆びが進行していた事例のでご覧ください。
バルコニーの雨漏り調査 放置してカビ・錆びが進行【愛知県蒲郡市】
弊社の散水試験で特定するのが難しかった事例を紹介しています。
実際の散水試験の様子について詳しくはこちらの記事で解説しています。
散水試験以外の雨漏り調査と費用
雨漏り調査の種類と費用を紹介します。
散水試験以外の雨漏り調査方法としては、下記の4つになります。
- 目視調査
- 赤外線サーモグラフィ調査
- 発光液調査
- ドローン撮影調査
散水調査も含めて費用目安と調査内容をまとめておきます。
調査方法 | 費用の目安 | 調査内容 |
---|---|---|
目視調査 | 0円 | 雨漏り部分を目視・写真撮影して、調査する方法です。 |
散水調査 | 0~30万円 | 水道の蛇口にホースをつないで、浸入口に散水をして、雨漏りを再現する調査方法です。 |
赤外線サーモグラフィ調査 | 0~20万円 | 赤外線カメラを使い、建物内外の熱画像を撮影して、雨水の浸入経路を調査する方法です。 |
発光液調査 | 15~20万円 | 雨漏りの浸入口を見分けるために、蛍光液の色を変えて、場所を特定する調査方法です。 |
ドローン撮影調査 | 0~10万円 | 屋根などの高所部分で目視できない所をドローンにより写真撮影して調査する方法です。 |
雨漏りを特定する方法について詳しくはこちらの記事で解説しています。
【雨漏りの特定方法】原因を調査するための5つの方法を徹底解説
マンションの雨漏り調査費用は誰の負担?
マンションの雨漏り調査費用は、原因によって誰の負担になるのかが決まる場合が多いです。
自身の過失 → 住人の負担
業者の工事ミス → 施工業者の負担
マンション自体の老朽化 → マンションの管理組合
原因がマンションの老朽化と考えられる場合は、管理組合による負担での雨漏り調査・修理で問題はないのですが、それ以外はもめる場合があります。
雨漏りの原因が雨漏り調査をしてみないとわからないこともあるからです。
管理組合が動いてくれない場合、雨漏りで困っている住人の負担で雨漏り調査を実施することもあります。
その調査結果次第で、実施した調査費用を別の方へ負担してもらうこともあるようです。
また、雨漏りの調査と修理はセットで行われるため、調査費用と修理費用の請求もセットで行なわれる可能性が高いです。
雨漏り調査は無料でやってくれる?
「雨漏り調査を無料でやる」ことは本当です。
ただし、弊社では、雨漏り修理のお見積もりを行う場合となります。
雨漏り修理のお見積もりを行う上で、雨漏り原因を特定することが必須となりますので、雨漏り調査は無料としています。
(雨漏り調査のみの場合、建設業者さんから依頼の場合の雨漏り調査は有料となり、報告書を提出いたします。)
弊社の雨漏り調査は目視調査だけで済ますことはなく、散水試験などもしっかりと行っています。
もちろん、雨漏り調査の費用は発生していますので、その分を含めた雨漏り修理のお見積もりとなります。
他方で、「雨漏り調査無料」とうたっていても、目視調査だけで簡単に終わらせてしまう業者もいます。
その場合、散水試験は有料となる業者が多いようです。
適当にしか雨漏り調査をしない業者に注意しよう
雨漏り調査・修理会社の中には適当にしか雨漏り調査を実施せず、あやしい箇所を安価な費用(25,000円程度)でコーキングして様子を見ようと提案する業者がいます。
この業者の注意点としては、「雨漏りが再発した場合、大掛かりな補修(塗装)でしか直らない。」と話しを持っていく営業スタイルであることです。
雨漏りの原因を特定せずに、大規模な補修をすれば雨漏りが止まると安易に考えていることです。
この業者の最悪なケースとしては大規模な補修をしても雨漏りが止まらないことです。
雨漏り調査・修理会社の中には悪徳業者が潜んでいます。
悪徳業者に依頼してしまわないように事前に確認しておくチェックポイントを紹介します。
- 調査内容をしっかりと説明しているか
- 雨漏り調査・修理の実績が多数あるか
- 口コミ・評判が悪くないか
- アフターフォローや保証はあるのか
雨漏り調査・修理の場合、その費用がいくら安価でも雨漏りが直らなければ、その費用を無駄にすることになります。
雨漏り修理は、しっかりと雨漏り調査する会社へ依頼することが近道でコストパフォーマンスを高いと言えます。
雨漏り修理の悪徳業者を見抜くコツについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
【屋根屋が解説】雨漏り修理の悪徳業者を見抜く5つコツを徹底解説!
費用相場内でしっかり雨漏り調査をしてくれる業者を探そう
費用相場内でしっかり雨漏り調査をしてくれる業者の探し方を紹介します。
- 業界の雑誌
- インターネットのサイト
- SNS
業界の雑誌
しっかりと雨漏り調査できる会社は、そんなに多くありません。
そのため、建築業界の雑誌に雨漏り記事で掲載されている業者は、しっかりと雨漏り調査できるとお考えください。
インターネットのサイト
「雨漏り調査、地名」で検索するとその地域を対応エリアとしている業者が出てきます。
ただし、上位に来る左上に「スポンサー」と記載されているサイトは広告費を払って上位に来ている業者なので注意してください。
また、web会社が集客して提携している地元の業者へ紹介するサイトもあり、そのページに記載してある内容と実際に訪問してくる業者の技量が異なることがあります。
オススメ業者5選などを紹介しているサイトもweb会社が広告費をもらって1位の会社を紹介しているので知っておきましょう。
それ以外の地元密着の会社があれば、オススメです。
SNS
YouTube、インスタグラム、Facebook、TikTokなどで雨漏り調査会社が活動内容を紹介している画像・動画を見かけることがあります。
気になる調査会社がありましたら、その会社のホームページを調べて確認しておきましょう。
雨漏り修理ができる優良な業者の選び方について詳しくはこちらの記事で解説しています。
【まとめ】散水試験も業者によっては費用の負担がない
散水試験の費用の目安は0~30万円程度ですが、業者によっては散水試験後に雨漏り修理を行う場合は0円となることもあります。
弊社では、雨漏り修理のお見積もりをする場合は無料となります。
雨漏り修理のお見積もりを行う上で、雨漏り原因を特定することが必須となりますので、散水試験を無料としています。
一方で、雨漏り調査・修理の場合、その費用がいくら安価でも雨漏りが直らなければ、その費用を無駄にすることになります。
雨漏り修理は、しっかりと雨漏り調査する会社へ依頼することが近道でコストパフォーマンスを高いと言えます。
雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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