目次
雨漏り対策に有効!雨戸の役割とは?
雨戸の役割は雨や風から窓・サッシを守ることです。
また、台風や強風で石や物が飛んでいくる可能性がある場合にも、雨戸があれば安心できます。
雨戸は雨風から守るだけでなく、2重となり隙間風を減少させるため、防寒効果もあります。
さらに、雨戸があることで防犯効果も期待できます。
最近は、シャッター(シャッタータイプの雨戸)を取り付ける人も多く、シャッターは雨戸以上の性能があります。
シャッターは隙間を開けて、通風機能を持たせながら防犯効果も期待できます。
雨漏り対策に雨戸を取り付けた場合の注意点は?
雨漏り対策として大変有効な雨戸もいくつか注意点があります。
「開け閉めが面倒になること」で、せっかく取り付けても開け閉めが面倒だからといって利用が少なくなる傾向があります。
面倒くさいからといって雨戸を開けたままにしておくと、雨戸を取り付けた意味がなくなります。
逆に閉めっぱなしにすると、昼間でも真っ暗になり、電気を点ける必要がでてきます。
また旅行などで何日も留守にする場合、雨戸がずっと閉めっぱなしにしておくと、泥棒に留守だと気づかれてしまうところも注意点となります。
自分で雨戸の取り付けはできるの?後付けは可能?
最近の雨戸はアルミ製で軽量化されていてるため、後付けは比較的簡単にでききます。
また、収納スペースはサッシの外側となるため、雨戸がついていない家でも後付けが可能です。
雨戸を後付けする方法は、既存のサッシの外枠に取り付ける方法が一般的となっています。
雨戸の後付けを検討する人は、「自然災害対策」「子供の転落防止」「人目を避けるため」「結露対策」など様々な理由で、雨戸の後付けを検討しているようです。
雨戸付近の雨漏り!よくある3つの原因とは
そんなメリットの多い雨戸でも、経年で雨戸付近からの雨漏りが発生する3つの原因があります。
- 外壁のヒビ割れ
- コーキング材の劣化
- サッシや窓枠の取り付け時の施工不良
次の章からそれぞれについて解説していきますね。
【雨戸付近の雨漏りの原因】①外壁のヒビ割れ
外壁材は窓・サッシまわりの開口部からヒビ割れが発生しやすいです。
外壁材のヒビ割れ部から雨水が浸入して、雨漏りの原因となることもあります。
雨戸の戸袋(収納部分)に隠れている外壁にもヒビ割れが発生することも多いです。
通常の外壁塗装では、外壁材のヒビ割れに追従するので、雨漏りを防ぐことはできません。
また、サイディングは、塗装が劣化すると水を吸いやすくなり、乾燥・吸水を繰り返すことでもヒビ割れが生じやすくなります。
雨戸の戸袋で隠れた部分のヒビ割れに気が付かず、なかなか直らない雨漏りとなる場合もあります。
【雨戸付近の雨漏りの原因】②コーキング材の劣化
雨戸付近の窓・サッシまわりで一番多い雨漏りの原因が、コーキング剤の劣化です。
窓枠と外壁の間を埋めるためにコーキング材(ゴムのような素材)が使用されています。
コーキング材の寿命は約10年程度で、雨風や紫外線にさらされるとヒビ割れや剥がれが起きて隙間ができ、雨漏りの原因となります。
雨戸の戸袋に隠れる窓枠と外壁の間もコーキング材が使用されています。
この部分のコーキング材の劣化も見落としがちとなっています。
【雨戸付近の雨漏りの原因】③サッシや窓枠の取り付け時の施工不良
施工不良で、サッシの縁に貼った防水テープと防水シートの密着不足・しわによる隙間できることがあり、それが雨漏りの原因となります。
樹脂サッシの縁はアルミサッシに比べて、防水テープの密着性が悪く、隙間ができやすいので特に注意が必要となります。
雨戸とサッシの取付部分の施工不良で、壁内へ雨水が浸入することもあります。
また、雨戸のレールの留め付けが悪く、経年で外壁と隙間が発生することもあります。
サッシや窓枠の取り付け時の施工不良に関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
雨漏りの原因は?窓・サッシから浸水したときの修理費用や応急処置を紹介!
雨戸付近からの雨漏り!応急処置の方法は?
雨戸付近から雨漏りする場合、被害を拡大させないための応急処置は可能です。
本章では、2つの応急処置を紹介します。
雑巾で水を吸い取る
雨戸の戸袋に雨水が入りにくくすることで、被害を軽減できます。
雑巾を使って、雨戸の戸袋に入り込む隙間を埋めることで、雨漏りが軽減する可能性があります。
吸水シートを使用する
吸水シートは大量に水を含むことができます。
雨戸の戸袋の隙間に吸水シートを入れ込むことで、隙間からの浸入を防ぐことができます。
風で飛散しそうな場合は、テープなどで貼り付けることも可能です。
吸水シートの使い方に関しては、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
雨漏り対策に抜群の効果!吸水シートの特徴や使い方を徹底解説!
雨戸・戸袋・サッシ上から雨漏りした事案を紹介!
①金属サイディングの解体
古い金属サイディング・戸袋をめくりました。
ひさし横から雨水浸入痕がありました。
②防水シート張り
土壁の上に、透湿防水シートを設置しました。
このとき、戸袋内へも丁寧に、設置することが雨漏りを止めるポイントだと思います。
③戸袋の下端に水切りを設置
壁内に入った雨水を排水させるために、戸袋の下端の水切りを設置しました。
このとき、サッシ・木枠との隙間をシールすることが大事です。
この後、新規の金属サイディングを張り完成です。
【まとめ】雨戸付近の軽い雨漏りも油断は禁物です!
雨戸の役割は雨や風から窓・サッシを守ることです。
また、台風や強風で石や物が飛んでいくる可能性がある場合にも、雨戸があれば安心できます。
そんなメリットの多い雨戸でも、経年で雨戸付近からの雨漏りが発生する3つの原因があります。
- 外壁のヒビ割れ
- コーキング材の劣化
- サッシや窓枠の取り付け時の施工不良
これらの不具合が、雨戸の戸袋内で発生すると雨漏りの原因を発見しずらくなります。
なかなか直らない雨漏りの場合、雨戸の戸袋付近の調査を行うことも必要です。
原因が戸袋内だった場合は、戸袋を解体してしっかりと雨漏り修理を行いましょう!
雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。