窓・サッシからの雨漏り原因とその修理費用は?ズバリ、ご紹介!

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    年間200件以上の雨漏り調査・修理の経験から、雨漏り情報を発信しています。
    また、家づくりの実務情報雑誌「日経ホームビルダー」で、雨漏りの連載記事を執筆しています。

     

本記事はこんな人にお勧めします。

サッシの上部から雨漏りして困っている人。

窓本体から雨漏りして困っている人。

サッシ周りからの雨漏りで困っている人。

この記事で伝えたいこと

雨漏り修理をご依頼いただく中で、もっとも多いのが、窓・サッシ絡みの雨漏りです。

新築の瑕疵担保責任保険で支払われた雨漏り事故では、外壁開口部が約35%と第1位となっています。

窓・サッシ絡みは雨の浸入口にもなりますし、室内へ漏れてくる場所でもあります。

壁の防水シートとサッシの取り合いは、壁の中に隠れているので、外壁を解体しないと原因がわからない、厄介な部分です。

この記事では、窓・サッシ絡みの雨漏りの原因とその修理費用の目安をご紹介します。

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窓・サッシからの雨漏り原因とその修理費用は?

私が雨漏り修理に伺う物件では、やはり、窓・サッシからの雨漏りが多いです。

新築の住宅瑕疵担保責任保険(かしたんぽせきにんほけん)で支払われた瑕疵(かし)の内容は、平成27年では、雨漏りは約94%となっていて、新築の瑕疵=雨漏りとなっています。

その木造住宅の内分けでは、屋根が約20%、外壁が約47%だそうです。(意外と屋根が少ないのです。)

外壁の詳細は、外壁開口部が約35%で、そのほとんどがサッシまわり約28%となっています。

お客様とお話していても、

窓からの雨漏りはするの?

サッシの上部から雨漏りするけど原因は?

修理費用はいくらぐらいかかるの?

窓・サッシは、検討したことがなく、よくわからない方がほとんどです。

工務店さんへ、大きさなどの要望は出しても、後はおまかせの方がほとんどではないでしょうか?

サッシは工業製品のイメージがあり、雨漏りとは、無縁だと。

 

この記事では、窓・サッシからの雨漏りが多いこと、またその原因と修理費用を簡単にご紹介します。

 

 

雨漏り修理費用の目安をご紹介します。

窓・サッシの雨漏り修理費用の目安を以下の表に示します。

項目修理内容金額単位
屋根修理瓦の差し替え20,000円~/枚
屋根修理棟板金の部分取替3~15万円/棟
屋根修理瓦の葺き替え15,000円~/㎡
屋根修理スレート屋根の葺き替え12,000円~/㎡
外壁修理シーリング工事900~1,200円/m
外壁修理塗装工事2,000円~
外壁修理サイディング張替え12,000円~/㎡
屋上修理防水工事7,500円~/㎡
シロアリ駆除シロアリ駆除工事8,000円~/坪

窓・サッシからの雨漏り修理は、原因によって、ピンきりです。

例えば、1階サッシ上からの雨漏りの場合、数万円~約100万円と、大きく異なりますので、修理の選択がむずかしいです。

ピンですと、シーリングでの修理だけとなり、応急処置に近くなります。

きりの場合では、サイディングをはがして、中の防水シートをやり直すことがあります。

 

窓・サッシからの雨漏り原因とは?

窓・サッシが浸入口の場合

窓シール材の劣化

・窓が劣化して、パッキンから浸入する。(古いサッシ)

・固定窓で、ガラスとガラスをシーリングで接着していたが、劣化して隙間が開いて、浸入する。

・ガラスと枠の間のシールが劣化して、浸入する。

窓の耐風性能が弱い

・固定窓で、結露水を排出する穴から、強風雨で浸入する。

・丸窓のガラスと枠の間から、強風雨で浸入する。

窓まわりと外壁のシールの劣化

・窓まわりと外壁の間のシーリングが劣化して、隙間から浸入する。

サッシの縁と防水シートの間の施工不良

・サッシの縁に貼った防水テープと防水シートの密着不足・しわによる隙間から浸入する。

・樹脂サッシの縁と防水テープの密着不足による隙間から浸入する。

 

窓・サッシから雨漏りする場合

・サッシ上部と木部(まぐさ)の間からの雨漏り

・サッシ上部のサッシ取付ねじ穴からの雨漏り

・出窓の天井部からの雨漏り

 

雨漏りしやすい窓のデザイン・配置とは?

窓・サッシ絡みの劣化による原因以外にも、雨漏りしやすい窓のデザイン・配置があります。

雨漏りの要因となる可能性が高い窓について、ご紹介します。

横長窓からの雨漏り

横に長い窓は雨漏りリスクが高く、おススメできません。

最近、ときどき見かける、高さは低くく、横に2m以上長い窓があります。

サイディングの奥の通気層へ浸入した雨水は、横長窓の上で、左右のどちらかの窓の脇から流れる経路となります。

左右のどちらへ流れるのかは、若干の窓の傾きが影響して、傾きの水下(みずしも)側に徐々に流れることになります。

台風などの強風雨で、サイディングの中にある程度の量、雨が浸入すると、サッシ上で滞留することになります。

横に長ければ長いほど、滞留する量が増えます。

滞留する量が多ければ、サッシの縁から防水シートの中へ浸入して、雨漏りとなるリスクが増加します。

横長窓は雨漏りリスクの高いデザインと言えます。

1階と2階の位置がずれている

1、2階に窓がある場合、窓の幅、位置が1、2階でずれていると雨漏りリスクが高くなります。

2階の窓まわりのシーリングが劣化した場合、窓とサイディングの隙間から雨水が通気層の中に浸入します。

水はそのまま、下へ流れます。

1階の窓が、2階の窓より大きい幅だったり、位置ずれていたりすると、通気層を流れる水は、1階の窓上で滞留することになります。

1階窓上を左右のどちらかへ流れて、排水されることになります。

先程と同様に、雨水の浸入量が増えると滞留量が増え、雨漏りリスクが高くなります。

1階の窓が、2階と同じであれば、浸入した雨水は、そのまま、土台水切りまで流れ落ち、排水されます。

1、2階の窓をそろえることをおススメします。

1階と2階の窓のレベルがずれている

1階の窓が、2階の窓に比べて、外へ出ていると雨漏りリスクが高くなります。

柱の太さの関係などで、1階の窓が2階壁面より出ることがあります。

すると、防水シートは1階窓上で、段差ができてしまいます。

1階の窓の縁の部分で、壁の防水シートに段差でできてしまうので、水が滞留しやすくなります。

1階、2階の窓のレベルをあわせ、防水シートを真っ直ぐに貼ることが雨漏りリスクを減らすことにつながります。

 

以上、3点は設計側では、何ら問題ないと思いますが、施工側では、大きな雨漏りリスクと感じます。

外観デザインだけでなく、雨漏りしにくいデザインも考慮した家づくりは、長寿な住宅につながると思います。

 

窓・サッシからの雨漏り調査・修理の事例を紹介します。

窓・サッシからの雨漏りに対する調査・修理の事例をいくつか、簡単に紹介します。

アルミサッシ本体から雨漏りした事例

2階アルミサッシの真下にある縁側の天井・壁に雨漏りしていました。アルミサッシまわりには、無数のシーリング痕がありました。戸袋や土居のしなど、いろいろ散水しました。結果、アルミサッシ本体を散水すると漏水しました。アルミサッシ本体のわずかな隙間から雨漏りしていた事例です。

アルミサッシ本体からの雨漏り 調査は難解、でも修理は簡単!【愛知県安城市】

アルミサッシと外壁のわずかな隙間から雨漏りした事例

雨漏りしていたので、外壁塗装で止まると言われ、外壁塗装をした物件でした。結果、雨漏りは止まらず、弊社へ依頼がありました。サッシと外壁のシーリングをしっかりしておらず、わずかな隙間から雨漏りしていた事例です。

和風住宅・土壁からの雨漏り 外壁塗装しても止まりません!【愛知県刈谷市】

1階窓上からの雨漏り 2階サッシでやってはいけないことで雨漏りした事例

1階窓上から雨漏りしていました。上には、後付けバルコニーやサイディングのひび割れなどがあり、怪しい所だらけでした。しかし、浸入口はもっと、ダメなところでした。2階サッシに貫通穴を開けて、アース線を外に出していました。その配線から伝わって、2階サッシから浸入していた事例です。

1階窓上からの雨漏り 浸入箇所はどこでしょうか?

2階サッシまわりのシーリングの劣化からの雨漏りした事例

サッシまわり、コンクリートパネルのジョイント部、出窓、笠木など怪しい所が真上にある雨漏り物件でした。サッシまわりを散水すると、時間差で、雨漏りした物件でした。サッシまわりのシーリングの劣化は、雨漏りにつながりやすいです。

鉄筋コンクリートパネルからの雨漏り わずかなヒントで浸入箇所を発見!【愛知県東海市】

 

窓・サッシからの雨漏りは、デザインと防水シートの施工が重要です!

窓・サッシからの雨漏りは、新築時のデザインと窓まわりの防水シートの施工が重要です!

壁材を施工してから、雨漏り修理のために、窓まわりの防水シートを直すのは、大工事となります。

サイディングからは必ず、雨水が通気層の中へ浸入します。

浸入した雨水を雨漏りさせないためのポイント
・デザインで、1階の窓が水を受けないようにする
・2次防水の役目となる防水シートと窓の縁との密着を強固にする

雨漏りが発生してしまった時のポイント
・壁をはがして、防水シートの施工をやり直す
・壁の表面で、雨水が浸入しないようなシーリング・弾性塗料とする

窓・サッシからの雨漏りが心配な方はお気軽にお問い合わせください。

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