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賃貸マンションの雨漏り修理期間は発生場所により異なる
賃貸マンションの雨漏り修理期間は、発生場所や修理内容によって異なり、数日の短い期間で完了するものから数カ月の長期間必要なものまであります。
大規模なマンションになると、まず、雨漏りの調査に時間を要すことがあります。
雨漏り調査のために足場を組む必要があると長期化する傾向となります。
賃貸マンションのよく雨漏りが起こる3つの場所を紹介し、次の章から詳しく解説していきます。
- 屋上・ベランダ
- 外壁
- 窓サッシ
屋上やベランダの雨漏り修理期間の目安
屋上やベランダの雨漏り修理工事は、一般的に防水工事を行います。
防水工事には主に3種類あって、それぞれ修理期間が異なります。
防水工事種類 工事期間目安 シート防水 2~5日 ウレタン防水 4~10日 FRP防水 2~3日
シート防水は屋上やベランダなど既存のシート防水と同じ種類のシートで張り替えします。
張り替えを行うため、天候が良いときを選んで工事する必要があります。
ウレタン防水は塗料系の防水です。
既存のシート防水の上から塗布することも可能です。
排水ドレンには新たに改修ドレンを設置します。
FRP防水はベランダなど下地が木部の場合に使用され、ガラス繊維に材料を塗り込んで施工します。
外壁の雨漏り修理期間の目安
外壁の雨漏りは原因が複数ある場合もあり、修理としては全面的に行うことが多いです。
建物の規模・外壁の構造によって、修理期間が異なります。
コーキングの打ち直し・塗装などは、雨漏り修理期間の目安は2週間程度です。
外壁がタイル張りの場合、足場を組んでタイルのはく離・ヒビ割れ調査から行うことが一般的です。
調査後にはく離部分の張替えやヒビ割れ部分の補修を行うため、雨漏り修理期間の目安は1か月以上です。
窓サッシの雨漏り修理期間の目安
窓・サッシの雨漏りは、多くの場合はサッシのコーキングの打ち替えとなります。
1か所の窓・サッシのコーキングの打ち替えは1日で終わります。
建物全体の場合は、数日かかることもあります。
窓・サッシの本体が交換必要な場合は、建物の構造によって修理期間が異なります。
木造・S造の場合は、1~3日が目安です。
RC造の場合は、修理期間の目安としては数日かかります。
雨漏り修理期間は延びることもある
雨漏り修理期間は、足場を組む必要がある場合は、最低前後プラス1日ずつかかります。
雨漏り修理期間は様々な想定外の出来事で延びてしまうことがあります。
- 長期間の雨漏り
- 施工途中での仕様変更
- 近隣住民からのクレーム
- 想定外の建物の劣化
特に多い出来事として、居住者からのクレームがあります。
夜勤をしている居住者がいますと、午前中の作業を停止するように求められることがあります。
1日の作業時間が減少するため、期間はその分延びてしまいます。
賃貸マンションの雨漏りは誰の責任?
雨漏りした場合、建物や部屋の補修は大家さんの責任です。
大家さんに連絡して、雨漏り修理をお願いしましょう。
ただし、室内の家財の被害は契約内容によって、責任が異なります。
一度、家財の保証があるのか賃貸契約書を確認しておきましょう。
保証がない場合、自分の家財に被害が出ないように応急処置を行い、少しの雨漏りでも早めに直してもらいましょう。
一方で、自然災害による雨漏りの場合は大家さんが加入している火災保険で家財を保証できる可能性があります。
雨漏りによる被害が発生した場合、すぐに大家さんに相談してみましょう。
賃貸マンションで雨漏りしたときにすべきこと
急に雨漏りが発生するとパニックにおちいる場合が多いです。
あらかじめ、どんな順番で処置をしたらいいか頭の片隅に入れておきましょう。
- 写真撮影
- 応急処置
- 大家への連絡
雨漏りを発見しても水は拭かず、最初は雨漏りの写真を撮影しましょう。動画ならさらにわかりやすいです。
大家さんに見せる写真や動画を撮影したら、次は被害を食い止めるために応急処置を行いましょう。
バケツ・タオル・吸水シートなどで雨漏りの被害を最小限に抑えましょう。
応急処置をして、落ち着いたら大家さんへ連絡しましょう。
賃貸マンションで雨漏りしたときの対処方法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
賃貸住宅の雨漏りは大家の責任?あなたがやるべき3つのことも解説!
賃貸マンションでなかなか修理が始まらないときは?
大家さんがなかなか雨漏り修理をしてくれないという話を聞くことがあります。
この場合は、先ほどお伝えした通り、大家さんが修理する義務を負っていますので、大家さんに根気強く修理依頼してください。
なかなか修理してもらえない場合、以下の3つを準備することで依頼がスムーズとなる可能性があります。
- 雨漏り被害が深刻であることを説明できる写真や動画を撮っておく
- 家賃交渉(家賃を払わないことも含めて)の方法を調べておく
- 国民生活センターへ相談しておく
また、大家さんが修理業者に依頼し何度か修理をしてもらっても、直らないというケースもあります。
しっかりと雨漏り調査して原因を把握して修理できる業者に依頼してもらいましょう。
賃貸マンションの雨漏りは放置してはいけない?
雨漏りが起きているにも関わらず、大家さんに連絡せず放置した場合は、雨漏り被害が拡大してしまうことがあります。
この場合、大家さんから建物の被害が拡大した分の修理費用を請求されるリスクがあります。
自らDIYで雨漏り修理(応急処置)をすると、その後、業者による正しい修理をする費用が高くなるリスクもあります。
大家さんや業者が部屋に入ることは我慢して、放置せずに大家さんに連絡しましょう。
【まとめ】賃貸マンションの雨漏り修理期間は状況で変わる
賃貸マンションの雨漏り修理期間は、発生場所や修理内容によって異なり、数日の短い期間で完了するものから数カ月の長期間必要なものまであります。
大規模なマンションになると、まず、雨漏りの調査に時間を要すことがあります。
屋上やベランダの雨漏り修理工事は、一般的に防水工事を行います。
防水工事には主に3種類(シート防水、ウレタン防水、FRP防水)があって、それぞれ修理期間(目安:2~10日)が異なります。
外壁は外壁材により異なり、シーリング&塗装での補修の場合、2週間程度、タイル張りの場合、1か月以上が目安となります。
窓・サッシのシーリングは1~数日が目安です。
本体の交換の場合は、少し長くなります。
雨漏り修理期間は、足場を組む必要がある場合は、最低前後プラス1日ずつかかります。
雨漏り修理期間は様々な想定外の出来事で延びてしまうことがあります。
- 長期間の雨漏り
- 施工途中での仕様変更
- 近隣住民からのクレーム
- 想定外の建物の劣化
特に多い出来事として、居住者からのクレームがあります。
夜勤をしている居住者がいますと、午前中の作業を停止するように求められることがあり、その分、工事期間は長くなります。
雨漏りでお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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