目次
- 後悔しない屋根知識:ガルバリウム鋼板屋根とは
- 後悔しない屋根知識:ガルバリウム鋼板屋根のメリット
- 後悔しない屋根知識:ガルバリウム鋼板屋根のデメリット
- 後悔しない屋根知識:ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス性
- ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその1:音がうるさい
- ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその2:強風で飛散しやすい
- ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその3:初期費用やメンテナンス費用が高い
- ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその4:色褪せが目立ちやすいことも
- ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその5:夏は暑いことも
- ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその6:雨漏りする可能性
- ガルバリウム鋼板屋根を検討するとき後悔しない業者の選び方
- とはいえガルバリウム鋼板屋根は人気の屋根材!
- 【まとめ】ガルバリウム屋根で迷ったらプロに相談!正しい知識で後悔なし
後悔しない屋根知識:ガルバリウム鋼板屋根とは
ガルバリウム鋼板屋根の特徴について紹介します。
- 種類が豊富:縦葺き・横葺き・折板(せっぱん)など多様な形状があり、費用にばらつきがある
- 軽量な金属屋根材:屋根材の中でもっとも軽いため、屋根を軽量化したい方に最適である
- トタンより高耐久:安価なトタン屋根よりも耐久性が3倍以上である(わずかに高価ではある)
ガルバリウム鋼板屋根は20年以上前によく使用されていたトタン屋根の後継的な屋根材です。
トタン屋根に比べてコストパフォーマンスが高いので、現在ではほとんどガルバリウム鋼板屋根が使用されています。
ガルバリウム鋼板屋根の「メリット」「デメリット」「メンテナンス性」について次章で詳しく解説します。
後悔しない屋根知識:ガルバリウム鋼板屋根のメリット
ガルバリウム鋼板屋根のメリットについて紹介します。
- 軽量:他の屋根材と比べてもっとも軽く、建物への負担が少ない
- サビに強い:従来のトタン屋根と比べて3倍以上サビにくい
- 耐久性が高い:メンテナンス頻度が少なく、約30年間使用できる
- コストパフォーマンスが高い:トタン屋根と比べてわずかに高価だが長持ちする
- 防水性が高い:屋根材同士の隙間が少なく、雨水が浸入しにくい
- 多様なデザインに対応:直線的な印象の屋根からアール状の屋根まで、多様なデザインに対応可能
- 緩い屋根勾配に対応:屋根材の形状によっては緩い傾斜屋根にも施工可能
- 割れにくい:割れが発生しにくい
ガルバリウム鋼板屋根のメリットは金属製で薄いため、屋根材の中でもっとも軽い屋根材です。
金属屋根材の中では、トタン屋根よりわずかに高価ですが3倍以上サビにくく、コストパフォーマンスが高いと言えます。
立平葺き・折板などの縦葺きでは、0.5寸~使用できるので、緩い傾斜屋根でも施工可能で箱型住宅にも対応しています。
後悔しない屋根知識:ガルバリウム鋼板屋根のデメリット
ガルバリウム鋼板屋根のデメリットについて紹介します。
- 雨音が響く:金属特有のため、雨が降ると音が響きやすい
- 初期費用が高い:スレート屋根や瓦屋根に比べると高価
- メンテナンス費用が高い:定期的なメンテナンスが必要で、維持費がかかる
- 強風に弱い:長尺のガルバリウム鋼板は、強風で飛ばされる可能性がある
- 錆びる可能性:掃除が必要でトタンより改善されているがやがて錆びる
ガルバリウム鋼板屋根のデメリットは雨音がうるさいことです。
また、瓦屋根にくらべると経済性が悪い(初期費用+メンテナンス費用がかかる)です。
後悔しない屋根知識:ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス性
ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンス性について紹介します。
- 10~15年ごとに塗装メンテナンスが必要である
- 30年後には大規模メンテナンス(カバー工法や葺き替え)が推奨されている(費用の相場は約12,000円〜/㎡)
- 毎年のメンテナンス(掃除・水洗い)がもとめられている
ガルバリウム鋼板屋根は意外とメンテナンスをもとめられています。
サビにくくするために、毎年、10~15年ごと、30年後にメンテナンスすることになっており、推奨通りに実施すると頻繁にメンテナンスを行う必要があります。
ガルバリウム鋼板屋根について詳しくはこちらの記事で解説しています。
ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその1:音がうるさい
ガルバリウム鋼板屋根はトタン屋根と同じ金属製なので、雨音がうるさいです。
特に、瓦やスレートから葺き替えした場合、「雨音がうるさくて眠れない」と相談を受けることがあります。
縦葺きや横葺きで断熱材なしは安価でいいのですが、屋根材は注意が必要となります。。
施工後の対策は難しいため、音や睡眠に対して神経質な方はガルバリウム鋼板屋根で葺き替えるときにはよく検討されることをオススメします。
断熱材付きのガルバリウム鋼板屋根は高価ですが、少しは雨音が低減されます。
気になる方は、屋根の専門家に相談することをオススメします。
ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその2:強風で飛散しやすい
ガルバリウム鋼板屋根は強風で飛散しやすいです。
- ガルバリウム鋼板立平葺きは長尺のため、1枚当たりの面積が大きく、他の屋根材よりも高い耐風性能が求められる。
- 経年した金属屋根では、軒・けらば・棟など屋根周辺部からの雨水浸入や結露により、野地板が劣化しているケースが多い。
- 野地板が劣化すると、ガルバリウム鋼板屋根を固定するくぎやビスの保持力が低下し、巨大台風時に屋根が飛散するリスクが増大する。
- ガルバリウム鋼板屋根が飛散すると、屋根全体がめくれて飛ぶため、周辺に大きな被害を与える可能性があるため注意が必要である。
野地板の劣化は確認しずらいので、専門業者に相談しみましょう。
ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその3:初期費用やメンテナンス費用が高い
ガルバリウム鋼板屋根は「初期費用やメンテナンス費用が高い」ことについて紹介します。
- ガルバリウム鋼板屋根の初期費用の材工価格は、スレート屋根に比べると高い。
- メンテナンス費用は瓦屋根に比べると高い。
- ガルバリウム鋼板屋根は、ステンレスのような高耐久性はないためメンテナンスフリーではない。
ガルバリウム鋼板屋根の寿命は30年程度であり、メンテナンスフリーのような間違った情報もありますので、ご注意ください。
ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその4:色褪せが目立ちやすいことも
ガルバリウム鋼板屋根は赤・オレンジ・グリーンなどの鮮やかな色は色褪せが目立ちやすいこともあります。
ガルバリウム鋼板屋根の着色は塗装であり、10~15年で塗装メンテナンスが必要です。
グレー・ブラウン・モスグリーンなど暗い色や中間色なら、色褪せが目立ちにくいので省メンテナンスと言えます。
ガルバリウム鋼板屋根の色選びについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその5:夏は暑いことも
ガルバリウム鋼板屋根は金属製のため、熱を伝えやすい特徴があります。
黒色ですと真夏に最高温度が80℃にもなってしまいます。
黒色のガルバリウム鋼板屋根は太陽光を反射せず、部屋の温度が上がりやすい傾向があります。
白系で明るい色のガルバリウム鋼板屋根なら、日射を反射する遮熱効果が高いことがわかっています。
ガルバリウム鋼板屋根の色見本には日射反射率が表記されている場合が多く、日射反射率の高い方が遮熱高価が高いことを覚えておきましょう。
ガルバリウム鋼板屋根にして後悔するケースその6:雨漏りする可能性
ガルバリウム鋼板屋根にして雨漏りするケースがあることを紹介します。
雨漏りが起こる可能性がいくつかの事例を示します。
- ガルバリウム鋼板屋根は施工不良により雨漏りが発生することがある
- 雨漏りは施工直後ではなく、数年後に発覚する場合もある
- 特に緩勾配のガルバリウム鋼板屋根では施工不良による雨漏りが目立つため、業者選びに注意が必要
- 雨漏りは平部ではほとんど発生せず、屋根の周辺部から発生することが多い
周辺部の施工は職人の経験に依存することが多いため、メンテナンス実績のある業者への依頼することをオススメします。
優良業者の後悔しない選び方について、次章から詳しく解説してします。
ガルバリウム鋼板屋根で後悔するケースについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
ガルバリウム鋼板屋根を検討するとき後悔しない業者の選び方
ガルバリウム鋼板屋根の後悔しない業者の選び方について紹介します。
- ガルバリウム鋼板屋根の種類・特徴を解説し、オススメの種類を提案してくれる
- 丁寧な説明をしてくれる
- しっかりとした見積書を出してくれる
- 相場内の修理費用におさめてくれる
- 近所へ配慮してくれる
- アフターフォローが充実している
ガルバリウム鋼板屋根の種類・特徴を解説し、オススメの種類を提案してくれる
ガルバリウム鋼板屋根の種類・特徴を解説し、自分の屋根にはどのタイプがオススメが提案してくれると安心です。
費用的にも種類によってことなるので、提案して比較すると選びやすいです・
丁寧な説明をしてくれる
しっかりした点検結果に基づいた、根拠ある説明をしてくれる業者がいいです。
専門用語ではなく、お客様にわかりやすい言葉で修理の内容を丁寧に説明し、質問に対してもわかりやすく写真などで説明してくれると安心できます。
しっかりとした見積書を出してくれる
- 内容がわかるように詳細な記載がある見積書を出してくれる
- 諸経費が極端に少ない業者は、保証やメンテナンスの面で不安が残ることがある
- 金額だけでなく修理内容も比較し、信頼できる業者を選ぶことが大切
相場内の修理費用におさめてくれる
- 見積もりの金額の高低だけでなく、修理費用が相場内かどうかを確認することが大切
- 悪徳業者との高額な契約を避けるため、修理費用の相場を知っておきましょう
とくにリフォームでは、相見積もりした場合、最安値の業者は不安があるので相場内の業者を探すようにすることをオススメします。
近所へ配慮してくれる
- 修理中は騒音やホコリが発生し、近隣住民に影響を及ぼす可能性がある
- 大型クレーン車が必要な場合もあり、作業には立地条件も影響する
- 近隣住民へ工事予定や事前の説明を行い、あいさつの配慮をすることが重要
神清では、事前に近所の方へ工事のあいさつを行います。
アクシデントやクレーム対応を行い、スムーズに工事が進むように対策を実施。道路に作業車がかかる際は警備員による交通整理を行い、必要に応じて道路使用許可を申請します。
アフターフォローが充実している
- 屋根修理は一度で完了するものではなく継続的なメンテナンスが必要なため、工事後のアフターフォローが良い業者を選ぶことがおすすめ
- 修理後の保証や連絡がとりやすいかを確認することが大切
神清では、全面葺き替え工事で10年間の雨漏り保証を提供しています。
(工事内容に応じて、メーカーの材料保証や工事保証も提出。工事後に不安がある場合は、訪問・再調査を行います。全面改修なら、JIO(日本住宅保証検査機構)のリフォームかし(瑕疵)担保責任保険に加入することもあり、安心です)
優良業者の後悔しない選び方について詳しくはこちらの記事で解説しています。
どんな屋根修理業者に頼めば良いの?優良業者の5つの特徴を解説!
とはいえガルバリウム鋼板屋根は人気の屋根材!
後悔するケースを紹介したものの、ガルバリウム鋼板は人気の屋根材となっています。
ガルバリウム鋼板屋根材が人気の理由についてまとめてみました。
- トタン屋根より耐久性が3倍高いがコストアップはわずかである
- ガルバリウム鋼板屋根の寿命は30年である
- スレート屋根よりメンテナンス費が安価となる
- 瓦屋根より軽量である
- 緩い勾配の屋根に施工可能である
- 住宅以外の大型物件の屋根にも施工できる
- 国内の屋根材市場(工場・倉庫も含める)で金属屋根のシェアは約63%
- 非住宅(工場・倉庫)では、波形スレートが減少し、金属屋根の折板葺きが主流
- 住宅では、片流れや箱型住宅の緩勾配屋根に金属屋根の立平葺きがほとんど使われている
非住宅はほとんどがガルバリウム鋼板屋根となっており、人気の屋根材となっております。
金属屋根材(トタン、ガルバリウム鋼板、銅、アルミ、ステンレス)の中では、ガルバリウム鋼板はもっともコストパフォーマンスが高いことも人気の理由と言えます。
人気のガルバリウム屋根材について詳しくはこちらの記事で解説しています。
【まとめ】ガルバリウム屋根で迷ったらプロに相談!正しい知識で後悔なし
金属屋根材(トタン、ガルバリウム鋼板、銅、アルミ、ステンレス)の中では、ガルバリウム鋼板はもっともコストパフォーマンスが高くなっています。
そのため、人気の屋根材となっていますが、デメリットも当然あります。
自分の屋根材に望む優先順位について、屋根の専門家と相談しながら決めていきましょう。
ガルバリウム鋼板屋根を採用するなら、そのデメリットをカバーするような工夫も専門家に相談して、後悔しないように選択することをおすすめします。
神清からのお願い
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