目次
雨漏りが部屋で起こったらやるべき3つのこと
雨漏りが起こったときは、二次災害をできるだけ防ぐことが大切です。
雨漏りが部屋で起こったらやるべきこと3つのことを紹介します。
- バケツで雨水を受ける
- 雑巾で水を吸い取る
- 雨水の浸入口を塞ぐ
雨漏りをそのまま放置していると床にも被害が発生してしまいます。
次の章から詳しく解説していきますね。
【部屋の中の雨漏りでやるべきこと】①バケツで雨水を受ける
部屋の中で天井から雨漏りが起こったら、バケツで雨水を受けましょう。
床に直接落ちた水滴は少し溜まると飛び散るようになり、床が濡れる被害が拡大します。
バケツがない場合やバケツが足りないときの代用品としては以下のものでも大丈夫です。
- 風呂桶
- 鍋
- ビニール袋をかぶせたダンボール
- レジャーシート
- 新聞紙
- バスタオル
バケツを使った応急処置のコツについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
【雨漏りにすぐに対応できる】バケツを使った応急処置の方法を解説
【部屋の中の雨漏りでやるべきこと】②雑巾で水を吸い取る
窓やサッシ付近からの雨漏りはバケツで受けることができないので、雑巾で水が拡がることを防ぎ、水を吸い取るようにしましょう。
雑巾よりも、吸水シートやペットシーツ・紙オムツの方が吸水力が高くて、しばらく放置していてもオーバーフローすることはなくオススメです。
また、雑巾や吸水シートをバケツなどの受けるものの中にいれておくと、雨水が跳び散るのを防げて多くの水を受けることができます。
吸水シートや紙おむつを使っての応急処置のコツはこちらの記事で解説しています。
雨漏り対策に抜群の効果!吸水シートの特徴や使い方を徹底解説!
雨漏りの応急処置には紙おむつが使えます!使い方や注意点を解説!
【部屋の中の雨漏りでやるべきこと】③雨水の浸入口を塞ぐ
部屋の中で雨漏りが起こったときは、雨水の浸入口を塞ぐことができるようであれば二次被害を軽減できます。
引き違いサッシの隙間や扉の隙間、換気口の隙間などから風雨時に吹き込むときには、その浸入口を部屋内からふさいでみましょう。
ふさぐものとしては、防水テープが有効です。
浸入口付近の水滴をふき取らないと防水テープが貼り付きません。
濡れていない部分から広範囲に貼ることがポイントです。
風雨が弱くなるまでの応急処置となります。
防水テープを用いた雨水の浸入口の塞ぎ方について詳しくはこちらの記事で解説しています。
内壁や天井の隙間が雨水の浸入口の場合、コーキング材でその隙間をふさいである現場を稀に見かけます。
その場合、すでに建物の内側には雨水が浸入しているので、浸入口をふさぐことで雨水が溜まるか別の場所に移動してしまいます。
被害を拡大させる行為となりますので、応急処置でも、部屋内からコーキング材を使用して浸入口をふさぐことはやめておきましょう。
コーキング材の応急処置は建物の外部から行ってください。
コーキング材を用いた雨水の浸入口の塞ぎ方について詳しくはこちらの記事で解説しています。
【雨漏りの応急処置】コーキング剤で素人が直す方法【プロが解説】
揃えておきたいホームセンターで買える雨漏りの応急処置グッズ
上記で紹介した応急処置のグッズは、ほとんどがホームセンターで購入可能です。
それ以外にも、雨漏りの応急処置として使えるグッズがありますので、簡単に紹介します。
部屋内から使用するものではなく、後日、次の雨に備えて建物の外部に使用するものです。
- 補修スプレー
補修スプレーは外壁のヒビ割れ部分に使用する撥水スプレーのことです。
スプレーを吹きかけるだけですので、簡単に作業はできます。
屋根やバルコニーの床面のヒビ割れは水が溜まってしまうと効果がなくなるので適さないです。
- ブルーシート
ブルーシートは外部の浸入口付近に雨がかからないようにするために使用します。
バルコニーの床面や外壁の一部分に使用するのに適しています。
屋根全体にブルーシートを掛けることは非常に危険な作業となりますので、絶対にやめておきましょう。
ホームセンターで購入可能な雨漏り応急処置グッズについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
ホームセンターで購入可能な7つの雨漏り対策グッズを屋根屋が解説!
見逃さないようにしたい雨漏りの初期症状
雨漏りはポタポタと雨水が落ちてくるような症状だけではなく、様々な症状があります。
雨漏りの初期症状に早く気づくことが被害の拡大を防ぐことにつながり重要です。
代表的な雨漏りの初期症状を紹介します。
- クロスにシミができている
- クロスが剥がれている
- クロスに黒カビがある
- カビの臭いがする
- 外壁に雨染みができている
部屋内へ雨漏りする前に、内装のクロスにわずかな変化が発生することがあります。
早く気付くことで、補修範囲を狭くすることができ、補修費用も安価となります。
雨漏りの初期症状について詳しくはこちらの記事で解説しています。
雨漏りの跡やシミができたときの対処法
雨漏りによってできた水跡やシミは軽症であれば、DIYで消すことも可能です。
内装材が白色のクロスの場合はスプレー洗剤や漂白剤を使って、水跡やシミをきれいにすることができます。
また、塗装することで水跡やシミを隠してしまうこともできます。
DIYでのシミ掃除や塗装について詳しくはこちらの記事で解説しています。
雨漏りの跡やシミがある!自分で消す方法と業者に依頼すべき場合を解説
雨漏りの跡やシミをうまく消す自信がない場合や雨漏りの原因が明らかになっていない場合は、雨漏り専門業者に相談することをオススメします。
雨漏りの原因箇所を修理せず、部屋内を補修しても雨漏りの再発を繰り返すだけです。
部屋で雨漏りが起こったらなるべく早く専門業者に依頼しよう
紹介した方法はあくまで応急処置であるため、部屋で雨漏りが起こったときは、被害が拡大する前になるべく早く専門業者に依頼することをオススメします。
部屋に雨漏りが発生するのは、雨漏りの初期~中期症状です。
雨漏りが厄介なのは、雨が降れば必ず雨漏りするとは限りません。
風雨条件によって、雨漏りの再発の有無が変わります。
心配すべき状況は、部屋には雨漏りしないので放置しておいたら、実は壁内の劣化が進行してしまったというものです。
これを避けるためには、雨漏りしたら雨漏り専門業者に修理を依頼することが近道となります。
また、雨漏りの初期症状の場合、雨漏り調査をしっかり行う業者でないと雨漏りの原因を特定できない可能性があります。
雨漏り調査をしっかりして、修理する業者を選ぶようにしましょう。
雨漏り修理できる優良な業者の選び方について詳しくはこちらの記事で解説しています。
また、雨漏りの業者選びについて動画でも解説しています。
賃貸マンションの部屋が雨漏りしたときはどうすれば?
賃貸マンションの部屋が雨漏りした場合は、雨漏りの修理する責任は「大家さん」にあります。
そのため、自分で雨漏り修理することを考えるのではなく、雨漏りしている状況を大家さんや管理会社に伝えることがやるべきこととなります。
とくに、以下の3つのことを順番に行いましょう。
- 写真撮影
- 応急処置
- 大家への連絡
まず、雨漏りの状況を大家さん・管理会社・修理業者へわかりやすく伝えることが雨漏り修理をスムーズに完了することにつながります。
どこの部分からどのように雨漏りしているか、分かるように写真を撮影しましょう。
可能であれば、動画でも撮影しておきましょう。
ポイントは写真がアップだけですと、雨漏りしたことはわかるのですが雨漏り修理に必要な情報が不足しています。
部屋全体の位置関係や雨漏りしているときの窓から降雨状況も撮影しておくと原因特定に役立ちます。
つぎに、床や家財道具へ被害が拡大しないように応急処置を行いましょう。
最後に、大家さんもしくは管理会社へ連絡しましょう。
賃貸の部屋が雨漏りした場合の対処方法について詳しくはこちらの記事で解説しています。
賃貸住宅の雨漏りは大家の責任?あなたがやるべき3つのことも解説!
【まとめ】部屋の中の雨漏りは応急処置が大切です
部屋の中で雨漏りが発生した場合、二次被害が拡大しないように応急処置を行うことが大切です。
応急処置の3つの方法を紹介しました。
また、建物の外部で再発を防止するための簡単な応急処置も紹介しました。
応急処置を行った上で、雨漏り専門業者へ修理を依頼しましょう。
雨漏りは早めに修理を行うことが、補修範囲を小さくできますし、費用も安価で済みます。
ポイントは雨漏り修理業者の選び方であり、オススメは雨漏り調査をしっかりと行う業者を選ぶことです。
雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。