目次
- ゲリラ豪雨って、どんな雨?
- ゲリラ豪雨による雨漏りに火災保険は適用されるの?
- ゲリラ豪雨による雨漏りに火災保険が適用される条件
- 雨漏りの原因がゲリラ豪雨かどうかで保険の適用が変わることも
- 火災保険で雨漏りの補償を受けるのは、実はハードルが高い
- ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険が適用になる要素3つ
- ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険が適用になる要素その1:豪雨が原因と特定できる的確な調査
- ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険が適用になる要素その2:保険対応に慣れた業者であること
- ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険が適用になる要素その3:保険対象となる「損害の証明」ができるか
- ゲリラ豪雨で火災保険を適用できる具体的な事例
- 【まとめ】火災保険の補償を受けるには信頼できる専門家に相談しましょう
ゲリラ豪雨って、どんな雨?

ゲリラ豪雨について解説します。
ゲリラ豪雨とは、集中豪雨の一種、大気の不安定な状態により突発的に起こる局地的な大雨のことです。
現在の天気予報でも、正確に予想することは困難となっています。
ゲリラ豪雨は、ゲリラ雨やゲリラ雷雨と呼ばれることもありますが、正確な気象用語ではないようです。
ゲリラ豪雨による雨漏りに火災保険は適用されるの?

ゲリラ豪雨による雨漏りに火災保険は適用されるかについて解説します。
ゲリラ豪雨の雨漏りは、保険契約の内容や被害状況にもよりますが、火災保険適応の可能性はゼロではありません。
ただし、ゲリラ豪雨に限らず、雨漏りで火災保険の補償を受けられるケースは少なくなっています。
雨漏りの場合は、急な突風等などで建物に被害が発生した状態で、その被害箇所から雨漏りしたケースが対象となります。
また、雨漏りではなく、ゲリラ豪雨によって河川が氾濫し床上浸水が発生した場合は火災保険の補償対象となる場合があります。

雨漏りの修理に火災保険を使う条件や手順について「雨漏りの修理に火災保険を使う条件や手順は?注意点も解説します!」の記事で詳しく解説しています。
ゲリラ豪雨による雨漏りに火災保険が適用される条件

ゲリラ豪雨による雨漏りに火災保険が適用される条件について解説します。
ゲリラ豪雨の雨漏りが火災保険が適当されるには「自然災害による被害がある」ことが必要です。
ゲリラ豪雨による被害は、ゲリラ豪雨のときの不安定な天気による「落雷による被害」、「強風・突風による被害」、「雹(ひょう)による被害」「大雨による床上浸水」などがあります。
これらの被害は、火災保険の補償対象になる可能性があります。
ゲリラ豪雨の雨漏りに関して言えば、例えば「落雷・強風(突風)・雹などで屋根材・外壁材が壊れたところから雨漏りした」場合には適用される可能性があります。

いずれも各火災保険の契約内容によって、適用範囲が異なるため、あらかじめ火災保険の契約内容を確認をしておきましょう。
雨漏りの原因がゲリラ豪雨かどうかで保険の適用が変わることも

雨漏りの原因がゲリラ豪雨かどうかが重要なことについて解説します。
火災保険で雨漏りの補償を受けるには、上記でふれたようにゲリラ豪雨が原因で屋根などに被害がありかつそこから雨漏りしたことが重要です。
しかし、実際には雨漏りの原因が経年劣化、施工不良などによる吹き込み、業者による屋根材の破損等であることが多いです。
ゲリラ豪雨の雨漏りで火災保険の補償を受けようとするときには、雨漏りの原因を調査することができる信頼できそうな業者に依頼するべきです。
さらに火災保険を使用する雨漏り修理の手順についても理解している業者であることも重要です。
一方で、「火災保険が必ず利用できる」と説明して雨漏り修理の契約を結ぶ詐欺も発生しております。
実際は全く補償されなかったり、一部しか補償されなかったりするトラブルもありますので注意しておきましょう。
雨漏り修理の詐欺の手口について「雨漏り修理の詐欺に要注意!代表的な手口や対策方法を屋根屋が解説!」の記事で詳しく解説しています。
火災保険で雨漏りの補償を受けるのは、実はハードルが高い

火災保険で雨漏りの補償を受けることは難しいことについて解説します。
弊社の雨漏り修理実績では、雨漏りの約8割が「経年劣化・人工的」なものとなっていました。
つまり、火災保険を使うことができた雨漏り修理は約2割でした。
「火災保険を使って0円で雨漏り修理」をうたう業者やサイトは悪徳が多いので、ご注意ください。
雨漏り修理悪徳業者について「【屋根屋が解説】雨漏り修理の悪徳業者を見抜く5つコツを徹底解説!」の記事で詳しく解説しています。
ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険が適用になる要素3つ

ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険を適用させるポイントについて解説します。
ゲリラ豪雨の雨漏りで火災保険を適用させる可能性を高めるには、以下の3つのポイントがあります。
- 的確な調査をすること
- 経験豊富な専門業者であること
- 「補修が必要な損害」であることを証明できるかどうか
次の章からそれぞれについて詳しく解説していきます。
ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険が適用になる要素その1:豪雨が原因と特定できる的確な調査

火災保険申請には、雨漏りの原因がゲリラ豪雨であることを示す正確な調査が必要であることについて解説します。
火災保険を申請するためには、原因がゲリラ豪雨の被害による雨漏りかどうかを判断できる正確な調査が不可欠です。
正確な調査による原因を裏付ける写真などの証拠もしっかり撮影することが重要です。
原因がわからない状態で、見切り発車で雨漏り修理工事を開始してしまうと、保険が適用外と判断したときには、全額お客様の自己負担となりますのでご注意ください。
正確な調査を行うことができる業者を選ぶことが重要です。
ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険が適用になる要素その2:保険対応に慣れた業者であること

スムーズに手続きを行うためには、火災保険で補修工事を行った経験がある業者を選ぶべきことを解説します。
ゲリラ豪雨の雨漏りで火災保険を使用するためには、お客様自身が火災保険会社に被害の連絡をすることからはじまります。
次に、保険会社から案内書・保険金請求書の書類等が送られてきます。
申請するには、その書類に必要事項を記載することに加えて、雨漏り修理業者からの修理見積書・被害状況の分かる写真・報告書を添付して、返送することになります。
手続きを円滑に進めるためには、過去に火災保険の申請や火災保険の補償により補修工事を行った経験がある業者を選ぶことが大事です。
修理業者の添付書類の内容が不足していると、手続きに時間を要することがあるからです。
雨漏り修理業者の選び方について「雨漏りを修理できる優良な業者の選び方と特徴を屋根屋が解説」の記事で詳しく解説しています。
ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険が適用になる要素その3:保険対象となる「損害の証明」ができるか

保険対象となる損害があることを証明できるかどうかについて解説します。
火災保険が適用になるには、原因が「風災などの自然災害による被害」であると明らかにする必要があります。
建物に発生した損傷をわかりやすく撮影することと、そこから浸入した雨水が雨漏りの原因であると示す資料を作成することが有効です。
または、保険内容によっては、排水設備などがゲリラ豪雨で不具合を生じた場合、不具合の状況を撮影し、それが原因で雨漏りしたことを示すことも有効です。
ゲリラ豪雨で火災保険を適用できる具体的な事例

ゲリラ豪雨で火災保険を適用できる事例を解説します。
ゲリラ豪雨で火災保険を適用できる事例には、以下のようなものがあります。
- 風災:ゲリラ豪雨時の強風・突風による飛来物で屋根が破損したことによる雨漏り
- 風災:ゲリラ豪雨によって、雨樋・排水管などの排水設備に詰まりや破損が生じたことによる雨漏り
- 雹災:ゲリラ豪雨時の雹によって屋根材、雨樋や明かり採りなどに破損が生じた場合
- 水災:ゲリラ豪雨によって洪水が発生し、床上浸水や土砂崩れの被害を受けた場合
- 落雷:ゲリラ豪雨に伴う落雷によって建物や家財が壊れた場合
ゲリラ豪雨時の自然災害で建物に被害が発生した場合、火災保険を適用できる可能性があります。
被害状況やその自然災害の状況を動画や写真で撮影しておくことがその後の証明などにも役立ちます。
ゲリラ豪雨は局所的なので、その建物が受けている強風や雨量がわかるように安全を確保しながら撮影されることをオススメします。
【まとめ】火災保険の補償を受けるには信頼できる専門家に相談しましょう
ゲリラ豪雨の雨漏りは、保険契約や被害の状況にもよるが、火災保険適応の可能性はゼロではありません。
ゲリラ豪雨の雨漏りは、例えば「落雷・強風・雹などで屋根材が壊れたところから雨漏りした」場合には適用される可能性があります。
ただし、ゲリラ豪雨に限らず、雨漏りで火災保険の補償を受けられるケースは少なくなっています。
ゲリラ豪雨の雨漏りで火災保険の適用の可能性を高めるための3つの押さえておくべきポイントを紹介しました。
火災保険を申請するためには、とくに原因がゲリラ豪雨の被害による雨漏りかどうかを判断できる正確な調査・証拠が必要です。
雨漏りは原因を見誤ると補修工事を行っても再発することが多いです。
お客様が雨漏りを直そうとするときには、しっかりとした調査と補修工事ができる業者に依頼することが最初にするべきことです。
屋根・雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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