目次
- DIYに適した屋根材はどこで購入できる?
- 屋根瓦もDIYできる?瓦はホームセンターで買えるのか
- ⇒カミセイショッププロ(瓦購入の通販サイト)
- ホームセンターで購入できるDIY向きの屋根材とは?
- 【ホームセンターで購入できるDIY向きの屋根材】アスファルトシングル
- 【ホームセンターで購入できるDIY向きの屋根材】ガルバリウム鋼板(横葺き)
- 【ホームセンターで購入できるDIY向きの屋根材】その他の波板
- 物置小屋や自転車置場をDIYするとき適した屋根材は?
- ホームセンターで購入できるプロ向きの屋根材:スレート
- 主流の屋根材【スレート】をDIYで補修するには?
- 屋根のDIYはおすすめできない!その理由とは
- 【まとめ】屋根の修理はDIYよりも専門業者に依頼しよう
DIYに適した屋根材はどこで購入できる?
屋根材を取り扱っているホームセンターは少なく、一部の超大型ホームセンターに限られています。
一般の方がホームセンターで屋根材を購入し、屋根に設置することはほとんどなく、需要がないためです。
どうしても屋根材が欲しい場合は、大手のホームセンターでは通販サイトを運営しているので、検索してみることをオススメします。
屋根瓦もDIYできる?瓦はホームセンターで買えるのか
瓦はホームセンターでの取り扱いがなく、超大型ホームセンターでも販売していません。
一口に瓦と言っても、種類やサイズ、色種などが多くホームセンターの販売には向かない屋根材です。
瓦を設置するにも施工の経験が必要であり、高度な専門的な知識・技術が必要なため、DIYには向かずプロに依頼する方が安全と言えます。
ホームセンターでは購入できないので、瓦を購入されたい方は弊社の通販サイト「カミセイショッププロ」で購入できます。
⇒カミセイショッププロ(瓦購入の通販サイト)
瓦のDIY交換について詳しくはこちらの記事で解説しています。
瓦のDIYで交換する手順を紹介!不安な方は、瓦屋へ修理依頼を!
ホームセンターで購入できるDIY向きの屋根材とは?
ホームセンターによって販売されている屋根材は様々であるため、あくまで参考にして、お近くのホームセンターに問い合わせしてください。
ホームセンターで販売されている主な屋根材を3つ紹介します。
- アスファルトシングル
- ガルバリウム鋼板(横葺き)
- その他の波板
次の章から詳しく解説していきますね。
【ホームセンターで購入できるDIY向きの屋根材】アスファルトシングル
アスファルトシングルとは、防水シートを3mm程度に厚くして表面に石粒がついている屋根材です。
◎特徴
- 防水性が高い:厚さ3mm程度の防水シートでできており、表面に石粒がついているため防水性能に優れています。
- 柔軟性が高い:シート状のため、スレート屋根に比べて柔らかく、割れることがなく扱いやすいです。
- 簡単にカット可能:市販のカッターで簡単に切断でき、特別な工具を必要としません。
- DIYに適している:柔らかい材料で、DIYでも施工しやすい素材です。
●注意点
- 下地が必要:柔らかい素材のため、施工時には下地となる野地合板が必要です。
- 石粒が剥がれる:施工中に表面の石粒が剥がれるため、足を滑らせるリスクがあるので特に注意してください。
- 耐久性が低め:スレートや金属材に比べて耐久性が低いため、定期的なメンテナンスが必要です。
アスファルトシングルについて、もっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
北米で人気の屋根材!アスファルトシングルのメリットとデメリットを解説
【ホームセンターで購入できるDIY向きの屋根材】ガルバリウム鋼板(横葺き)
ガルバリウム鋼板屋根とは昔のトタンのメッキを改良したもので、トタン屋根が錆びにくくなったものとお考えください。
そのガルバリウム鋼板屋根の中でも、横葺きと呼ばれる屋根材がホームセンターで販売されています。
◎特徴
- 横葺き:屋根の横方向に長い板を並べる形状で、成形されているため組み合わせて簡単に設置できます。
- 施工の難易度:DIYの難易度は低めだが、切断作業が必要になるためDIYに慣れている人向けでしょう。
●注意点
- 下地が必要:野地合板などのしっかりした下地が必要で、これがないと変形して施工ができません。
- 切断の処理:切断部分が錆びやすくなるため、適切な防錆処理が必要です。
- 工具の使用:切断作業には専用工具(例えば金属用の鋸や電動工具)が必要です。
メリット
- トタンに比べて錆びにくく長持ちする
- 軽量なため作業しやすい
デメリット
- 金属製なので防音性と断熱性が劣る
- 屋根の周辺部は専用部材が必要
- 残材が多く出る
ガルバリウム鋼板屋根材について、もっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
どんな屋根材?知っておきたいガルバリウム鋼板のメリットとデメリット
【ホームセンターで購入できるDIY向きの屋根材】その他の波板
その他として、数種類の波板と呼ばれる屋根材が販売されています。
販売されている波板屋根材には、ポリカ製波板、塩ビ製波板、トタン製波板、ガルバリウム鋼板製波板、輸入品波板などがあります。
◎特徴
- 下地なしも可能:波板は野地合板のない場合でも施工可能で、テラス屋根などに使用できます。
- 重ね量が自由:同じ形状が連なった板なので、縦・横の重ね量が自由となり、たくさん重ねることで切断を省くことができます。
- 施工は容易:施工は簡単でDIYの難易度が低い屋根材です。
●注意点
- 屋根形状によって切断が必要:隅棟や谷などの斜めに屋根が重なる場合は切断が必要となります。
- 工具の使用:切断作業には専用工具(例えば金属用の電動サンダー工具)が必要です。
- 落下に注意:テラス屋根などの屋根下地ない場合、波板から踏み外すと屋根から落下するリスクがあります。
波板は専用の留め付けくぎ、フックなどもホームセンターで販売されているので、併せて購入できます。
物置小屋や自転車置場をDIYするとき適した屋根材は?
ホームセンターで販売している物置小屋や自転車置場をDIYするとき適した屋根材を紹介します。
- 物置小屋の屋根のDIYはアスファルトシングル
- 自転車置場の屋根のDIYは波板
それぞれについて簡単に解説します。
物置小屋の屋根をDIY-アスファルトシングル
DIYで物置小屋の屋根を作るとき、アスファルトシングルがオススメの屋根材です。
小屋の中には雨が浸入してはいけないので、最低限の壁や屋根が必要となります。
雨漏りを防ぐには、屋根下地が必要であり、屋根下地として野地合板を設置しましょう。
野地合板がある屋根として、DIYで施工が容易なのはアスファルトシングルです。
付属品のくぎやシングルセメントなど施工要領書を確認して、併せて購入しておきましょう。
自転車置場の屋根をDIY-波板
DIYで自転車置場の屋根を作るとき、波板がオススメの屋根材です。
自転車置場は壁や屋根下地が必ずしも必要ではありません。
波板を受ける柱と母屋があれば、屋根を設置できるので、DIYの総量が大幅に削減できます。
母屋の材質(木材、金属製アングルなど)によって、適した波板用の留め付け具が販売されているので、併せて購入しておきましょう。
ホームセンターで購入できるプロ向きの屋根材:スレート
ホームセンターで販売されている屋根材のひとつにプロ向きの屋根材としてスレートがあります。
スレートとは、セメント・骨材等に繊維素材を混ぜて薄い板状に加工した固めた屋根材のことです。
50年以上の歴史があり、国内で最も流通している屋根材です。
正しく施工しないと雨漏りするリスクがあり、専門知識のない方がスレートを扱うのは困難でDIY向きではありません。
ホームセンターでプロ向けの商品として販売されています。
同じサイズ感の横葺きの商品としてアスファルトシングルがありますので、間違えて購入しないようにしましょう。
スレートについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
主流の屋根材【スレート】をDIYで補修するには?
専門知識のない方がスレートを扱うのは困難であるものの、以下のような小規模な修理ではスレート屋根をDIYできる可能性があります。
- ヒビ割れ…ヒビ割れ部分に、コーキング材(変成シリコン)を塗布する
- 欠け…防水補修シートなどを貼る
ヒビ割れの補修
ヒビ割れをコーキング材で補修する場合の手順は以下となります。
●コーキング材で補修する手順
- 屋根材表面の汚れやホコリ、コケなどをきれいに取り除く
- ヒビ割れの周辺をマスキングテープで養生する
- ヒビ割れの両脇でスレートの重なり内へコーキングを注入する
- ヒビ割れの表面にコーキングを塗布する
- コーキングの厚みが3mm程度になるようにヘラで仕上げる
- マスキングテープを取り除く
●コーキングする注意点
- 塗布したコーキング材を踏まないようにする
- 屋根面は傾斜があるので道具などが滑り落ちないようにする
- 仮に屋根から滑り落ちかけた道具は追っかけないようにする
欠けの補修
欠けを防水シートで補修する場合の手順は以下となります。
●防水シートで補修する手順
- 防水シート・テープを選ぶ
- 貼る場所の屋根材表面の汚れやホコリ、コケなどを取り除く
- 防水シート・テープをちょうどいい大きさにカットする
- 防水シート・テープを貼る
●防水シートを貼る注意点
- スレート重なり内に入った雨水の排水を妨げないようにする
- ロール状の防水シート・テープは転がり落下しやすいので注意する
「雨漏り」や「棟板金が浮いている」といったスレート屋根の不具合はDIYが困難なため、専門業者に補修を依頼しましょう。
また、ヒビ割れや欠けの補修でも急な勾配の屋根に登ることは非常に危険なため、DIYはオススメできません。
スレート屋根のDIYについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
【人気の屋根材】スレートの補修をdiyしたい!やり方や注意点を解説
屋根のDIYはおすすめできない!その理由とは
屋根修理のDIYはおすすめできない!その理由を紹介します。
- 高所作業の危険性
- 施工期間の長期化
- 仕上がりがムラになる
- DIYの方法を間違う
- 他の箇所を破損する可能性
- 修理箇所の特定の難しさ
- 火災保険の請求が無効になる可能性
屋根修理は高所作業となり、屋根から滑落すると死亡事故につながることがDIYをオススメできない最大の理由です。
ホームセンターなどで購入できる屋根材を使用したDIYは小規模な修理をしたい場合は可能です。
しかし、DIYは命がけでするものではありません。
また、方法を誤ると雨漏りしてしまうので、かえって費用が高くなることも屋根修理現場で時々見かけます。
屋根の修理は専門家への依頼されることをオススメします。
屋根DIYの可否について詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根修理のDIYはやめておこう!オススメできない7つの理由を解説
【まとめ】屋根の修理はDIYよりも専門業者に依頼しよう
ホームセンターで人気の屋根材が販売されていないのは、DIYで屋根材を購入する人は少ないからです。
理由は、屋根での作業は危険であり、かつ、間違ってDIYすると雨漏りするからです。
どうしてもDIYしたい方は小規模な修理に限定することになりますが、繰り返しになりますが命がけとなるのでご注意ください。
屋根の修理はDIYではなく、専門業者に依頼することをオススメします。
屋根材がどうしても必要な場合は、通販サイトから購入することができます。
瓦などは弊社の通販サイトからでもご購入可能です。
屋根修理や屋根リフォームは屋根屋に直接、相談しましょう。
屋根に関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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