目次
雨樋が詰まって雨水があふれていてもDIYできる?

雨樋が詰まって雨水があふれていてもDIYできるかについて解説します。
雨樋の詰まりで水があふれていても、高所作業による転落リスクはあるものの、状況によっては比較的簡単な作業で対処できる場合があります。
とくに、一階屋根の軒樋で起きているオーバーフローであれば、DIYでの清掃だけで解決するケースもあります。
落ち葉が多くない環境であれば、詰まりは軒樋ではなく縦樋の落とし口に生じることが多いため、まずはここを掃除することになります。
作業時は素手で樋に触れると断面で指を切る恐れがあるため、必ず手袋を着用しましょう。
上の動画では素手で作業していますが、細かい枝や葉を取り除く際は、トングやくぎ抜きなどの道具を使うとスムーズに作業できます。
雨樋をDIYで掃除する方法-道具と手順

雨樋をDIYで掃除する方法について解説します。
雨樋を自分で掃除する場合、まずは必要な道具をそろえると作業がスムーズです。
DIYで雨樋掃除をするときに用意しておきたい道具は以下のとおり。
- ホウキ
- ハンドスコップ
- ちりとり
- トング
- 水に強い手袋
- ゴミ袋(土のう袋)
- 長いホース
次に、雨樋掃除の基本的な流れを紹介します。
- ホウキで軒樋に溜まった落ち葉や土を集める
- 手袋を着用し、大きな詰まりの原因を手で取り除く
- 細かい砂や汚れはハンドスコップやちりとりでかき出す
- 縦樋の落とし口付近の詰まりは、指が届く範囲を手で取り除く
- 奥に残った枝や葉は、トングなどを使って引き出す
- 最後にホースで水を流し、詰まりや樋の破損がないかを確認する。水がスムーズに流れれば完了
最後にホースで水を流して、水漏れやオーバーフローがないか確認してください。
雨樋詰まりを直したつもりでもまだ詰まっているいこともあり、そのままにしてしまうと建物にダメージを与えてしまうこともあります。
雨樋掃除のDIYについて「雨樋掃除をDIYする前に「作業の安全確保」ができるか、きちんと確認しよう。」の記事で詳しく解説しています。
DIYで古い雨樋を自分で取り外す方法と注意点

古い雨樋を自分で外す際の手順を解説します。
雨樋全体を交換するのか、軒樋だけを取り替えるのかは、劣化の程度を見て判断しましょう。
雨樋全体を外すときの流れは以下のとおり。
- 古い雨樋を金具から取り外す
- 取り付け金具をバール(釘抜き)で外す
- 金具を抜いた穴をコーキングで塞ぐ
縦樋と軒樋の接合部は強く噛み込んでいるため、外す際に力が必要です。脚立を使って作業する場合は、外れた反動で体が持っていかれないよう十分注意してください。
同じ形状の雨樋に取り替えるときは、水勾配を正しく再現できるよう、事前に取り付け高さの目印を付けておくと失敗しにくくなります。
また、木製の鼻隠し(軒樋の下地部分)は、雨樋を外したタイミングで塗装メンテナンスをしておくと長持ちしますよ。
DIYで雨樋を設置する方法と用意するもの

軒樋を取り付ける際は、屋根に沿って横方向へ移動しながら作業することになります。
そのため、安全に移動できるよう、脚立を2つ以上用意し、足場板で作業スペースを確保しておきましょう。
基本的な作業は以下の流れになります。
- 足場を設置する
- 軒樋の金具を取り付ける
- 軒樋を固定する
- 縦樋と金具を取り付ける
軒樋の金具は雨水の流れを考慮し、縦樋側が水下となるようにわずかな角度をつけて設置します。勾配が逆になると水がうまく流れず、オーバーフローの原因になります。
縦樋の金具を固定する際は、壁側を水上に設定してください。
向きを誤ると壁側に伝い水が流れ込み、雨漏りの原因となります。
雨樋の設置方法について「雨樋の付け方と外し方を知りたい!必要な材料と道具も紹介します」の記事で詳しく解説しています。
雨樋のDIYにはホームセンターも活用できる

雨樋のDIYにはホームセンターも活用できることについて解説します。
ホームセンターでは、定番の丸型や角型といった一般的な雨樋を購入できます。
ただし扱われている種類は限られるため、既存の雨樋のメーカーやサイズを事前に確認しておくと安心です。
軒樋・縦樋といった主要部材だけでなく、部分補修に使える細かなパーツも充実しています。
- エルボ …雨樋の角を曲げるL字型のパーツ
- 止まり …雨樋の端をふさぐためのキャップ(ふた)
- パッチン…雨樋と部品を接続・固定する継ぎ手
- 堅継手(たてつぎて)…まっすぐな雨樋同士をつなげる接続パーツ
エルボ・止まり・パッチン・堅継手など、DIYでの補修に便利な部品がそろっている点も特徴です。
ホームセンターで購入できる雨樋について「どんな種類の雨樋がホームセンターで買えるの?注意点なども解説」の記事で詳しく解説しています。
雨樋の種類について「雨樋にはどんな種類があるの?形状や素材をすべて紹介します」の記事で詳しく解説しています。
雨樋のDIYの注意点

雨樋をDIYで扱う場合、いくつか注意しておきたい点があります。
- 高所作業での転落
- 雨水が流れにくくなる不具合
- 現状より状態が悪化し、雨漏りにつながるリスク
雨樋は屋根の先端にあるため、一階部分でも地面から3メートル以上の高さになり、高所作業が避けられません。はしごを掛けた際にバランスを崩す危険が常にあり、この点は確実に理解しておく必要があります。
さらに、軒樋には雨水を流すためのわずかな勾配が付けられています。
修理時にコーキングを厚く盛ってしまうと、この勾配が狂い、水が溜まったり逆流する原因になります。
一見すると簡単そうに見える作業でも、わずかな施工ミスで状態を悪化させたり、雨漏りを招くことがあります。
こうしたリスクを踏まえ、雨樋のDIYは慎重な判断が求められる作業と考えておくと安心です。
DIYするよりもプロに任せた方が雨樋の費用対効果が高いケースも
DIYするよりもプロに任せた方が雨樋の費用対効果が高いケースがあることについて解説します。
この記事では雨樋のDIY方法を紹介してきましたが、無理に自分で作業すると状況を悪化させ、結果として修理費用が高くなるケースがあります。
安く済ませたいつもりが、DIYが原因で余計な工事が発生することも少なくありません。

上の写真は縦樋のジョイントをDIYで設置しようとして、うまくつなげず放置してしまった事例です。
このままだと2階の雨水が正しく縦樋に流れず、一階屋根へこぼれ落ちてしまいます。
これが雨漏りの原因となり、最終的には縦樋だけでなく屋根の修理まで必要になる恐れがあります。
DIYでの修理が困難な場合は、早めに業者へ依頼することをおすすめします。
専門業者に依頼した場合、雨樋修理にかかる費用相場は?

専門業者に依頼した場合、雨樋修理にかかる費用相場について解説します。
業者に依頼した際に必要な雨樋の修理や取り付けの費用を紹介します。
| 雨樋のメンテナンス内容 | 概要・内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 雨樋の掃除・DIY | 1階屋根の雨樋を自分で掃除する。 必ず下からはしご・脚立などを使用してください。※落下に注意してください。 | 0円(自分の時間だけ) |
| 雨樋の掃除・業者 | 屋根屋さんに掃除を依頼して、雨樋の詰まりを掃除する。 | 2~3万円 |
| 雨樋の部分修理 | 足場を設置せずに、部分補修する。 | 5~10万円 |
| 雨樋の塗装 | 外壁・屋根などに併せて、雨樋を塗装する。 | 5~10万円 |
| 雨樋の部分修理(一面部のみ) | 外壁の1面部分だけについている雨樋を、足場を設置して、交換する。 | 15~20万円 |
| 雨樋の全体交換 | 住宅の雨樋全体を交換する。足場全面に設置する。 | 25~60万円 |
※足場設置費用を含みません。
雨樋の修理は高所作業が伴うため、どうしても転落のリスクがつきまといます。
無理にDIYで対応しようとせず、最初から専門業者に任せるという判断も十分現実的です。
雨樋修理の依頼先について「雨樋の修理はどこに頼む?選び方や修理費用の相場を紹介」の記事で詳しく解説しています。
雨樋修理はDIYする?プロに依頼する?迷ったときのチェックポイント

雨樋修理を専門業者に依頼すべきかを判断するチェックポイントについて解説します。
雨樋修理を専門業者に依頼すべきかを判断するチェックポイントについて紹介します。
- 手が届く位置で、雨樋が詰まっている場合・・・DIY修理可能
- 手が届く位置で、雨樋の破損箇所が1、2箇所程度・・・DIY修理可能
- 手が届く位置で、破損個所が複数ある場合・・・専門業者に依頼
- 手が届かない高所・・・専門業者に依頼
雨樋修理のDIYはかなり難しいので、手が届く位置で簡単な修理だけとお考えてください。
雨樋掃除の労力を減らすには、落ち葉よけシートが有効

雨樋掃除の労力を減らすには落ち葉よけシートが有効なことについて解説します。
雨樋の掃除は高所作業となり、転落リスクや作業の負担が大きく、DIYでは相応の労力が必要です。
周囲に樹木が多い環境では落ち葉の量も増えるため、落ち葉よけシートを取り付けると掃除の頻度を減らせ、労力面でも費用面でも負担を軽くできます。
落ち葉よけシートは、従来の網状ネットの弱点を改良したタイプです。
ネットは大きな落ち葉は防げても、細かな葉や土ぼこりが入りやすく、意外と掃除の手間が減りません。
その点、シートは針葉樹の細い葉やわら状の繊維などの侵入を抑え、詰まりの発生を大幅に減らせます。
また、近くに大きな木がない住宅であれば、縦樋の落とし口だけをカバーする方法でも効果があり、DIYでの設置も比較的簡単です。
落ち葉よけシートをもっと詳しく知りたい方には「カミセイ落ち葉よけシート」の記事で詳しく解説しています。
落ち葉よけシートについて「落ち葉よけシートをDIYで試しに設置してみました!(雨樋用)」の記事で詳しく解説しています。
【まとめ】雨樋のDIYは注意が必要です
雨樋をDIYで扱う際には、次のようなリスクがあります。
- 高所作業による転落
- 雨水が流れにくくなる不具合
- 状態の悪化、雨漏りの発生
とくに転落事故の危険は大きく、他のDIY作業と比べても圧倒的にリスクが高い点に注意が必要です。
一階屋根の軒樋で起きるオーバーフローであれば、掃除だけで改善する場合もありますが、それ以上の修理や交換となると難易度が上がり、安全面の不安も大きくなります。
無理を感じる作業は無理に進めず、最初から専門業者へ依頼することも検討してみてください。
屋根・雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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雨樋詰まり防止には「落ち葉よけシート」



















