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ベランダ防水工事費用を大幅に値切ることは難しい
防水工事は塗装と比べて材料費が2~4倍程度高くなっています。
そのため、面積あたりの工事費用も塗装に比べると2倍以上となります。
しっかりした防水工事を行う業者であれば、大幅に値引きすることは難しい工事です。
大幅な値引き交渉にこだわると、必要な下地処理をしないなど手抜き工事につながるリスクがあります。
ただし、一定の価格交渉であれば可能な場合もあるため、次の章から解説する値切るコツを参考にしてください。
ベランダ防水工事費用を値切るための3つのコツ
ベランダ防水工事費用を値切るための3つのコツを紹介します。
- 相見積もり
- 端数の調整
- 工事の時期
次の章から詳しく解説していきます。
【ベランダ防水費用を値切るコツ】①相見積もり
ベランダ防水工事費用を値切るには、相見積もりが重要です。
他社の見積書があることで、値引きにつながる可能性が高くなります。
相見積もりを行うことで費用を削減するメリットだけでなく、自分に合った業者を見つけることができます。
また、相場よりもかなり高い業者、もしくはかなり低い業者を避けることができるメリットもあります。
相見積もりでかけ離れて安い業者は工事内容が異なるか、手抜きをする恐れがあるためオススメしません。
見積もりの際のチェックポイントについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
【ベランダ防水費用を値切るコツ】②端数の調整
大幅な値引き交渉は手抜き工事につながるリスクがあるため、端数の調整程度であれば値引き交渉してみましょう。
数千円程度の少額な値引きであれば、業者さんが見積もりを出してくれた時に「端数調整」「出精値引き」「調整額」などの名目で既に値引きしてくれていることがあります。
【ベランダ防水費用を値切るコツ】③工事の時期
ベランダ防水工事は閑散期であれば、相対的に価格交渉がしやすくなります。
閑散期としては、年度がかわる2~4月がねらい目だと思います。
年度末は新規の見積もり依頼が出てこないので、見積もり件数が少ない時期であり、価格交渉のチャンスになります。
ベランダ防水工事費用を値切るリスク
ベランダ防水工事の大幅な値引き交渉によって、起こりうるリスクを紹介しておきます。
- 防水層の膜厚が不足している手抜き工事になるリスク
- 塗料を薄めた防水工事になるリスク
- 下地処理をしっかりと行わずに工事するリスク
- 適切な乾燥時間を取らずに作業するリスク
大幅な値引きをすることで、それに見合うように材料・手間・見えない作業などを抜かれてしまうリスクがあります。
これらはすぐに不具合は発生しないけれど、経年での劣化・雨漏りなどが早く発生することになります。
手抜き工事をされないための交渉のポイント
手抜き工事をされないための交渉のポイントを紹介します。
あらかじめ、工事種類・内容・範囲などが異なる提案をしてもらい、いくつかのパターンで見積もりを依頼しましょう。
予算にあう工事種類・内容・範囲を選ぶことで、手抜きをされずに予算内で工事することができます。
防水工事の種類や費用について詳しくはこちらの記事で解説しています。
防水工事の代表的な種類を紹介!特徴や費用・耐用年数などすべて解説
効果的な価格交渉を行うには、防水工事の費用相場を事前に把握しておくことが重要です。
次の章から防水工事の費用について解説していきます。
ベランダ防水工事の費用相場を知っておこう
ベランダ防水工事はどこまでやるかによって必要な費用が変わってきます。
一般的なベランダの大きさ(約20㎡)でトップコートのみを塗る費用は約5万円です。
防水層にヒビ割れなどが発生して、防水層から塗る費用は約16万円となります。
雨漏りなどでベランダの下地が腐朽していると、ベランダの下地から補修することになり、費用は約50万円を超えてくるケースもあります。
ベランダの防水工事の費用について詳しくはこちらの記事で解説しています。
費用以外に必ずチェックしておきたいポイント
費用以外に必ずチェックしておきたいポイントを紹介します。
値切ることに注力して、肝心な防水工事の内容の検討をおろそかにしないようにしましょう。
- 見積もりでわからない項目はないか
- 保証内容の記載が見積書などに記載されているのか
- 正確な工法名は明らかにされているか
- 見積書に下地補修や改修ドレンの設置の記載はあるか
見積もりでは、防水工事業界での専門用語を使って表記されていることが多いです。
書かれている内容・言葉でわからないことは質問しておきましょう。
ベランダの防水層の端部は雨漏りに起因する部分ですので、その仕上げ方法についても確認しておきましょう。
【まとめ】防水工事は費用のこだわり過ぎに注意しよう
防水工事は塗装と比べて材料費が2~4倍程度高くなっています。
しっかりした防水工事を行う業者であれば、大幅に値引きすることは難しい工事です。
ベランダ防水工事費用を値切るための3つのコツを紹介しました。
大幅な値引きをすることで、それに見合うように材料・手間・見えない作業などを抜かれてしまうリスクがあります。
これらはすぐに不具合は発生しないけれど、経年での劣化・雨漏りなどが早く発生することになります。
あらかじめ、工事種類・内容・範囲などが異なる提案をしてもらい、いくつかのパターンで見積もりを依頼しましょう。
予算にあう工事種類・内容・範囲を選ぶことで、手抜きをされずに予算内で工事することができます。
値引き額にとらわれて、肝心な防水工事の内容がおろそかにならないように注意しましょう。
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