目次
雨漏りがアパートの1階だけで起こった場合の考えられる3つの原因
雨漏りがアパートの1階だけで起こった場合の考えられる原因は、以下の3つです。
- 外壁
- サッシ
- ベランダ
次の章からそれぞれについて解説していきますね。
【雨漏りがアパートの1階だけで起こった場合の原因】①外壁
雨漏りというと屋根から起こるイメージが強いと思いますが、実は外壁からの雨漏りも多いです。
特にアパートの1階だけが雨漏りしている場合は、外壁の可能性が高いです。
外壁にヒビ割れがある場合や外壁と外壁をつなぐコーキング材(ゴムのような素材)が劣化している場合は、その隙間から外壁内へ浸水している可能性があります。
詳しくは外壁からの雨漏りとその応急処置について解説している下の記事をご覧ください。
意外と多い!外壁からの起こる5つの雨漏りとは?応急処置も解説!
【雨漏りがアパートの1階だけで起こった場合の原因】②サッシ
サッシ本体やサッシと外壁の間のコーキング材の劣化で、雨水が建物内に浸入し、それが1階から漏れてくることがあります。
外壁の中に隠れてしまいますが、サッシの縁に貼った防水シートや防水テープの密着不足やシワなどの施工不良による隙間があると、そこから雨水浸入が起こり、1階に漏れてきている可能性があります。
雨漏り修理依頼の中で、窓・サッシまわりの雨漏りは多く、中でも施工不良は原因の多くを占めています。
詳しくは、窓・サッシまわり付近からの雨漏りを解説している下の記事をご覧ください。
雨漏りの原因は?窓・サッシから浸水したときの修理費用や応急処置を紹介!
【雨漏りがアパートの1階だけで起こった場合の原因】③ベランダ
上階のベランダやバルコニーの床面がヒビ割れしていたり、排水口がゴミなどで詰まっていたりするトラブルを起こしている場合、1階で雨漏りが起こる可能性があります。
床面のモルタルや防水層の施工ミスがあると新しい建物であっても排水口の流れが悪くなり、1階が雨漏りしてしまうことがあります。
また、ベランダの手すり壁と外壁の取り合い部も雨水浸入しやすい場所になっています。
アパートの1階だけが雨漏りしたときに取るべき行動は?
アパートが雨漏りしたときにとるべき行動は、以下の3つがあります。
- 応急処置を行う
- 大家さんや管理組合に連絡する
- 写真を取る
それぞれ、抑えておきたいポイントがありますので、次章から詳しく解説します。
応急処置を行う
アパートで雨漏りしたときは、それ以上被害が大きくならないように応急処置を行ってください。
雨漏りが発生しているのを知りながら、とるべき必要な応急処置を行わずに放置して、下の階の隣人にまで被害が拡大した場合は、最悪の場合は被害の請求をされる可能性があるので、放置はやめておきましょう。
天井や窓から床へ雨漏りする場合は、床面で拡がらないように床を保護しましょう。
ブルーシートや新聞を床にひいて、その上にバケツや雑巾、吸水シートなどを使って雨水を受けて、雨が拡がるのを防ぎましょう。
大家さんや管理組合に連絡する
雨漏りした賃貸アパートの大家さんや管理業者に連絡しましょう。
管理業者は、入口などに看板が掲示してありますし、物件を紹介してくれた不動産会社の場合が多いです。
アパートの雨漏りは、ほぼ同時にいくつかの部屋で発生することがあります。
雨漏りの状況を管理業者や大家さんが共有することで、適切なメンテナンスをすることにつながります。
写真をとる
雨漏りを発見したとき、慌てずに写真・動画を撮りましょう。
写真や動画を撮影しても、1分か2分のわずかな時間で済みます。
雨漏り修理業者にとって、雨漏りの原因を特定するのに、写真や動画はとてもヒントになります。
写真を撮るときに、以下の3つのポイントで撮影してください。
- 引いたアングルで写真を撮る(なるべく部屋が広く写るように)
- 雨が部屋へ浸入している場所がわかるように撮る
- 浸入して雨漏りの量がわかるように撮る
この中で、特に大切なのは1です。
どうしても、雨漏りのアップばかりの写真を撮ってしまうため、場所がわかりにくい写真となってしまいます。引いた写真を撮った後で、アップを撮るようにしましょう。
また、家財に被害が出た場合も、全体の写真を必ず撮るようにしましょう。
アパートの1階で雨漏りがあった場合は水漏れの可能性あり
アパートの1階で雨漏りがあった場合は、実は雨漏りではなく、水漏れの可能性もあります。
上階の風呂やトイレ・キッチンからの水漏れしている場合や給排水管の破損している場合などが考えられます。
雨が降っていなくても、雨漏りが止まらない場合は、水漏れの可能性があります。
自分の部屋だけの問題ではないので、大家さんや管理業者に早く連絡してくださいね。
アパートで雨漏りしたときに放置したらヤバい?
雨漏りを放置すると、部屋の被害が大きくなるばかりか、雨漏りは自分が原因ではないにもかかわらず、放置した責任を問われる可能性があります。
また雨漏りを放置するとカビなどによるアレルギー症状を引き起こし、健康被害が出てしまう可能性もあるので、早めに対処してもらうことが必要です。
アパートの雨漏りは、なかなか直らない場合も多いので、遠慮をせずに雨漏りした度に、連絡を入れるようにしましょう。
雨漏りがアパートの1階だけであった場合の修繕費用は誰の負担?
賃貸アパートで、雨漏りが発生した場合、基本的に大家さんの責任で修繕が行われます。
民法にも「民法606条:賃貸人は、賃貸物の使用及び収益に必要な修繕をする義務をおう。」という記載があります。
それでも、大家さんがなかなか雨漏り修理をしてくれないこともあります。
困り果てて、大家さんや管理業者からの許可なく勝手に雨漏り修理した場合、費用は自己負担となってしまいますので、やめた方がいいです。
なかなか修理をしてもらえない場合は、国民生活センターへ電話して相談するといい解決策を教えてもらえます。
このときに役立つのが、自分が撮影した雨漏りの写真や動画になります。
修理費用について、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
雨漏りがアパートで発生!とるべき行動は?修理費用は誰の負担?
突然の雨漏りに備えて用意しておきたいグッズとは?
一度、雨漏りが発生したら、雨漏りが直るまで雨のたびに心配することになります。
そんなときに、雨漏り対策グッズを準備しておくと、家の2次被害の心配を減らすことができます。
以下、3つの雨漏り対策グッズを紹介します。
- バケツ
- ブルーシート
- 防水テープ
バケツはとっさに雨漏りを受けるときに役立ちます。
ブルーシートは雨漏りが広範囲の時に、家財道具を守ることができます。
防水テープは、天井やサッシまわりなどからの雨水の浸入を一時的に防ぐことができます。(ただし、部屋内に入れないだけなので、浸入が止まっても雨漏り修理は必要です。)
こちらの記事では対策グッズについて詳しく解説しています。
【まとめ】雨漏りがアパートの1階で起こった場合は早い対応をしましょう!
雨漏りがアパートの1階だけで起こった場合の考えられる原因は、以下の3つです。
- 外壁
- サッシ
- ベランダ
雨漏りというと上・屋根から起こるイメージが強いと思いますが、実は横・外壁からの雨漏りが多いです。
それに加えて、サッシ本体やサッシと外壁の間のコーキング材の劣化で、雨水が建物内に浸入し、それが1階から漏れてくることもあります。
アパートが雨漏りしたときにとるべき行動は、以下の3つがあります。
- 応急処置を行う
- 大家さんや管理組合に連絡する
- 写真を取る
写真を撮るときに、以下の3つのポイントで撮影してください。
- 引いたアングルで写真を撮る(なるべく部屋が広く写るように)
- 雨が部屋へ浸入している場所がわかるように撮る
- 浸入して雨漏りの量がわかるように撮る
賃貸アパートで、雨漏りが発生した場合、基本的に大家さんの責任で修繕が行われます。勝手に雨漏り修理をしないようにしてください。
雨漏りに関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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