目次
安い費用で屋根修理工事をするために必要なこととは?
安い費用で屋根修理工事をするために必要な3つのことを紹介します。
- 相見積もり
- 適切な工事の契約
- メンテナンス
次の章からそれぞれについて詳しく解説していきます。
【安い費用で屋根修理をするために必要なこと】①相見積もり
相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取り、費用や工事の内容を比較することです。
屋根修理の場合、どのような状態まで修理を行うかにより費用が大きく異なります。
また、業者によって、現状の屋根に対する見解が異なる場合が多々あり、それに伴い工事内容も異なってきます。
相見積もりでは、費用の総額比較も大事ですが、現状の屋根に対する認識とそれをどのように改善した方がいいのかについて比較することがさらに重要です。
結果、どの業者の言っていることが正解なのか、判断が付かない場合は、自分の修理イメージに近い業者を選ぶことになります。
相見積もりを行うことで、自分と相性のいい業者を選ぶこともできます。
安い費用で修理するためには、オーバースペックは避けることが大事です。
そこで相見積もりを依頼する上で、何年ぐらい持つように修理したいのか業者へ伝えることをオススメします。
その年数によって、お客様の修理イメージを業者が判断しやすくなるからです。
【安い費用で屋根修理をするために必要なこと】②適切な工事の契約
屋根修理では、不具合の状況によって部分修理で解決できる場合があり、必ずしも大規模な修理工事が必要ではないことが多いです。
悪質な業者は、すぐに屋根全体の葺き替え工事・カバー工法工事などの大規模な修理工事を勧めてくるため、安い費用で屋根修理するためには、必要以上の工事を回避することが重要となります。
以前、屋根の部分修理を約50万円で行ったのですが、相見積もりの業者は、「この屋根は部分補修ができない仕様で、だまされてはいけない。葺き替え工事で500万円かかる。安い業者は悪徳だから気をつけた方がいい。」とお客様を混乱させていたそうです。
お客様は「悪徳業者が詐欺にするために、完全にうそをつく」と正解がよくわからなくなってしまうようです。
不要不急の工事を行わなわず、適切な工事内容で契約することが費用を抑えることにつながります。
適切な工事契約を行うためには、優良な業者に工事を依頼することが大切であり、詳しくこちらの記事で解説しています。
どんな屋根修理業者に頼めば良いの?優良業者の5つの特徴を解説!
【安い費用で屋根修理をするために必要なこと】③メンテナンス
定期的なメンテナンスを行って屋根を適切な状態に保って置けば、屋根材の寿命が延びるため、将来必要な屋根修理を安い費用に抑えることができます。
「屋根のメンテナンス」は屋根に不具合を感じなければ、5年に一度、屋根の点検、清掃を行うことが一般的です。
それに加えて、自然災害が発生したときに、地上から屋根を目視点検して異常の有無をご確認ください。
その点検で、不具合を発見したときには、屋根材の部分交換や屋根材の塗装などの補修を行うことになります。
ここでポイントなのは、これら「屋根のメンテナンス」は屋根工事店などの屋根の専門家が行うことです。
異業種の方(例えば、塗装屋さん・リフォーム屋さん)が屋根の点検をしても、はっきりしたことはわからないので、不要な提案をさけるためには屋根工事店に依頼しましょう。
また、「屋根の定期メンテナンス(点検)」をしていないと急に不具合が発生した時や訪問販売業者がやって来た時に、どうしていいか?わからなくなってしまい、悪徳業者にだまされやすくなります。
屋根のメンテナンスとリフォームの違いについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根修理の費用の相場を知っておこう
安い費用で屋根修理を行うには、屋根修理の費用の相場を知っておくことが重要です。
屋根全体修理の主な4つの方法とその費用を紹介します。
修理内容 | 約100㎡の建物の費用相場 |
---|---|
葺き替え ※古い屋根材を撤去して、新しい屋根材を施工 | 100~240万円 |
瓦の葺き直し ※瓦を部分的に外しながら、ビス留めする | 70~150万円 |
カバー工法 ※金属屋根、アスファルトシングルで重ね葺き | 80~150万円 |
塗り替え ※既存のスレート・金属屋根の再塗装 | 40~80万円 |
※足場設置費用は含まれず。
部分修理など、もっと詳しく屋根修理費用について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
屋根工事費用の相場は?あらゆる金額を創業150年の屋根屋が紹介
屋根修理の費用が高い3つの理由
屋根修理の費用が高い3つの理由について紹介します。
- 屋根材が高い
- 職人の人件費が高い
- 足場代が意外と高い
①屋根材が高い
屋根材の費用は「屋根の広さ」と「屋根材の質」で決まってくるため、屋根面積が広いと金額も大きくなってしまいます。
また、コロナ禍や最近の木材・金属の物価高による材料費の高騰などによって一段と屋根修理費用が高くなっています。
②職人の人件費が高い
屋根に登れる職人さんは、内装や水回り設備を修理できる職人さんと比較して、数が少なくなってしまった業種です。
腕の良い屋根に登れる職人さんの確保は難しくなってきており、その分屋根修理の人件費が高くなっています。
③足場代が意外と高い
安全対策として、ちょっとした屋根修理でも足場が必要となっています。
屋根に登れる職人さんと同様に足場を組める職人さんの人件費も、高くなっています。
足場代は屋根修理費用に含まれるため、その分修理費用が割高に感じられることも多いようです。
足場が必要な理由や足場代の費用相場について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
屋根修理に足場が必要な3つの理由とは?費用相場や注意点も紹介
費用を抑えたいからといってやるべきではないこと
費用を抑えたいからといってやるべきではない屋根修理を紹介します。
- 屋根材の質を下げる
- カバー工法
- DIY
①屋根材の質を下げる
屋根材の質を下げると、その後のメンテナンスコストが割高になることが多いです。
また、次の大規模な屋根修理の時期が早くなることも想定しておきましょう。
屋根材の特徴について詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根材の特徴や価格が丸わかり!あなたの最適を選ぶポイント6つ紹介
②カバー工法
費用を抑える目的でカバー工法を選択することは、屋根材の処分費用を将来に先送りするだけでありオススメできません。
とくに、アスベスト入りのスレート屋根のカバー工法は年々処分費が高騰しておりますので、次のメンテナンスまで含めたトータルコストは高額となってしまいます。
カバー工法のメリットデメリットについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根修理でカバー工法を行うメリットやデメリットは?注意点も解説!
③DIY
屋根修理のDIYは、高所作業となり危険を伴うため、オススメできません。
屋根から落ちてしまうと寝たきりになったり、最悪の場合、死亡してしまったりするので、安易なDIYは絶対にやめておきましょう。
また、屋根は雨仕舞(あまじまい)という考え方で雨漏りを防いでいるため、隙間をふさいでしまうとかえって、雨漏りが悪化することもあります。
DIYがオススメできない理由についてこちらの記事で詳しく解説しています。
屋根修理のDIYはやめておこう!オススメできない7つの理由を解説
火災保険を使って安い費用で屋根修理はできる?
屋根修理の原因が自然災害による破損が伴う場合は、火災保険を使用でき、安い費用で屋根修理できる可能性があります。
火災保険の契約内容によって、条件が異なりますので、保険会社に確認が必要となります。
自然災害により屋根が破損していても、事故日より3年が経過すると火災保険を使うことができません。
そのため、自然災害にあった場合は、屋根点検を行う習慣をつけておきましょう。
屋根修理で火災保険を使う条件や申請までの流れについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根修理で火災保険が使えるの?5つの条件と申請までの流れを解説!
補助金や助成金を使えば安い費用で屋根修理ができる?
屋根修理を検討している場合は、補助金や助成金について知っておくと自己負担額を減らすことができ、安い費用で行える可能性があります。
「耐風改修」、「耐震リフォーム」や「省エネリフォーム」に該当する屋根修理の場合は、地方自治体によっては補助金を活用できる場合があります。
瓦屋根の葺き替えを検討されている方は、耐風改修の補助金に該当する可能性がありますので、地元の自治体に確認しておくことをオススメします。
屋根修理の補助金や助成金について詳しくはこちらの記事で解説しています。
屋根修理で使える補助金や助成金は?工事前に内容や条件を確認しよう
【まとめ】屋根の修理は信頼できる業者に依頼しよう
安い費用で屋根修理工事をするために必要な3つのことを紹介しました。
- 相見積もり
- 適切な工事の契約
- メンテナンス
もっとも有効なのは相見積もりとなります。
相見積もりを行うことで、各業者の言うことが全く違うことに気付くと思いますので、その中で信頼できる業者に依頼しましょう。
安くするために、どのような補修方法があるのか相談することもオススメします。
相談する上で、何年ぐらい持つように修理したいのか業者へ伝えることをオススメします。
費用を抑えたいからといってやるべきではない屋根修理を紹介しました。
- 屋根材の質を下げる
- カバー工法
- DIY
とくに、DIY屋根修理は落下する危険を伴いますので、絶対にやめておきましょう。
屋根に関してお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
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