雨漏り症状・原因って何?雨漏り修理事例とその費用を大公開!

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!
    神清(かみせい)のDr.神谷です。

    突然起こってしまう「雨漏り」。
    もしくは、なかなか直らない「雨漏り」。

    実は雨漏りの症状や原因は、
    家のデザインや仕様、築年数によってもさまざま。

    今回は、過去カミセイで行った雨漏り補修事例をもとに、
    雨漏りの調査・対策方法や修理費用の相場などを
    ご紹介させていただければと思います!

    雨漏り補修の検討にお役立てください!

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雨漏り修理事例とその費用をまとめてみました!

お客様が、まず心配なのは、

「雨漏りの修理をするのに、いったい何円くらい必要なのか?」

という点ではないでしょうか。

ここでは、雨漏り事例に合わせて、参考費用を掲載しました。

 

雨漏り補修は、新築工事とは違い、各建物のデザイン、

仕様・雨漏り原因・築年数・ご予算によって、大きく内容が異なります!

 

そのため、お客様がご自宅の「雨漏り修理」を検討しても、

どうしていいか、何が妥当な修理方法なのか、

よくわからないのではないでしょうか?

 

webなどでいろいろ検索されても、正直、どの業者がいいのか

比較もむずかしく、悩まれていることだと思います。

 

そこで、webでの業者選びに少しでもお役に立てばと、

弊社の雨漏り修理記事をまとめてみました!

 

web会社(工事業者ではない)の雨漏り集客サイトには、事例が少ないようです。

この点もwebでの業者選びの参考にしてください!

 

事例としては、探しやすいように、

雨漏りの場所・材料ごとに、まとめてあります!

 

なお、実際の金額は、住宅の大きさ・立地等により異なります。

あくまで目安とお考えください。

また、足場設置費用・下地修理費用は、含んでいません。

 

瓦屋根からの雨漏りは、「葺き替え」か「部分修理」で対処!

瓦屋根の葺き替えは瓦の下地が「土葺き」か「引掛け葺き」によって予算が違います!

築100年・瓦屋根「土葺き」の雨漏り修理:予算250万円

大きなお屋敷の屋根でした。

日本瓦の下に、葺き土が入っている、「土葺き」という工法です。

雨漏りが頻繁に発生する屋根面だけに修理箇所をしぼり、

その部分を新しい瓦にして、・耐震・耐風工法で葺き替えをしました。

 

敷地も広く、門・塀も周辺をぐるりと囲んでいたので、

古い瓦・土を屋根から降ろして、運び出すだけでも大変です!

 

そこで、大型クレーン車を使用して、効率良く工事を行いました!

これからも長く家を守ることのできる屋根へ、しっかり改修しました。

瓦屋根の葺き替え 100年前の土葺き工法から耐震工法へ【愛知県美浜町】

 

築50年・瓦屋根「引掛け葺き」を、今後、50年持つ通気下地屋根工法で葺き替え:予算160万円

築50年経過した瓦屋根で「引掛け葺き」工法です。

一部、瓦の割れなどが発生しました。

引掛け葺き工法とは、瓦の下地に土を使わない工法です。

現在、主流の工法です。

 

既存の瓦は、すでに廃盤商品で、特殊な形状だったため、

瓦交換などの部分補修ができませんでした。

 

お客様からは、「今後、屋根のメンテナンスの心配をしたくない!」

とのご要望をいただきました。

 

屋根の不陸(屋根面のたわみ)も大きかったので、不陸調整をして、

50年は持つと言われている「通気下地屋根工法」で、

F形瓦(平板瓦)に葺き替えしました。

築50年の瓦屋根を、長期に渡って安心な「通気下地屋根構法」で葺き替えしました!

 

瓦屋根の部分修理は場所によって、対処方法や予算が違います!

軒先部の部分修理:予算60万円

屋根材は、廃盤となっているセメント屋根材でした。

 

2社相見積です。

他社は全面葺き替えで、500万円。

弊社は全面葺き替えで、200万円。部分補修で、60万円。

 

お客様はあまりにも、金額が違い、どちらを信用していいのか、

悩んだそうです!

 

他社はお客様に対して、「そんなに安くできるはずがないので、

悪徳業者だから、気を付けた方がいい」と不安をあおったそうです!

 

安い悪徳業者というのも、不思議な言い分です。

普通、高くぼったくるのが、悪徳だと思うのですが・・

それにしても、500万円とは、かなりの金額です。

 

結局、お客様に弊社にもお越しいただくことになりました。

きちんと商売をしていること、工事の方法やかかる費用などを

くわしく説明申し上げました。

 

結果、お客様の不安も解消!

ご納得のうえ、部分補修していただいた現場です!

セメント屋根材の雨漏り 軒先水切り追加・部分補修事例【愛知県名古屋市】

 

谷部の部分修理:予算35万円

瓦屋根の部分補修でもっとも多いのが、谷部の雨漏りの補修です。

谷部とは、屋根面で水を集める部分のことです。

通常、板金部材が入っています。

この板金部材に、経年で穴が開き、雨漏りとなります。

 

工事業者さんの中では、周辺の瓦をめくらずに、谷板金の上へ、

もう1枚谷板金をカバーして補修する形の、提案をするところもあるようです。

 

弊社は、せっかく補修するのであれば、より長持ちする工法を提案します。

 

「周辺の瓦をはがす」⇒「下地を直す」⇒「防水シート・谷板金を正しく設置する」⇒「瓦を復旧する」 この修繕方法が最善です!

 

瓦屋根・銅製の谷板金に孔が開く!諸説ありますが、水量が影響を与えています!

 

棟部の部分補修:予算40万円

日本瓦の棟部からの雨漏りも、比較的多く見られます。

棟というのは、屋根の一番高い部分です。

 

ときどき見かけるのですが・・・

塗装系の業者さんが、

誤った知識で「しっくい工事」や「ラバーロック工事」を行い、

かえって雨漏りするようになってしまったという事例です。

雨水の逃がし方を知らずに、工事を失敗するパターンです。

 

なお、日本瓦の棟から雨漏りした場合!

のし積みの棟を解体して、冠1本伏せなどの簡易で、

耐震性のある仕様へ変更しながら、補修することを強くおススメします!

 

雨漏りを止めつつ、耐震性を高める方法です!

(ラバーロック・しっくいの重ね塗り)で雨漏り!3つの原因とその補修方法! 

 

天窓周辺の部分補修:予算15万円

天窓周辺からの雨漏りも、かなり多いです。

 

とくに、瓦屋根と天窓の組み合わせで、20~30年経過した物件。

設置当時の施工が悪く、雨漏りして当然と思う現場も時々見かけます。

 

弊社のお客様のケースでは、今後、天窓は不要で、

費用も抑えたいとのご希望があり、

天窓の交換ではなく、撤去に決まりました。

工事の流れ

「天窓撤去」⇒「下地造り」⇒「瓦施工」を行い、

周辺の瓦とも違和感のない補修ができました。

天窓雨漏り 天窓を撤去して屋根とする改修工事【愛知県半田市】

 

セメント屋根材の雨漏り修理は「葺き替え」か「部分修理」で対処!

セメント屋根材の葺き替え:予算150万円

モニエルのセメント屋根材の屋根です。

数か所から雨漏りをしていました。

瓦屋根への葺き替えも提案したのですが、

お客様は、金属屋根での葺き替えを要望されていました。

 

お客様、自ら、屋根材へシーリング補修をしていました。

実際は、これが逆効果となり、雨漏りを悪化させていた現場でした。

セメント屋根材の雨漏り MFシルキー(遮熱ガルバリウム鋼板横葺き)で葺き替え事例【愛知県知多郡】

 

セメント屋根材の部分修理:予算50万円

セメント屋根材は、瓦と同様、部分補修することが可能な屋根材です。

セメント屋根材の物件の多くは、15~30年前に建築されました。

その頃の施工方法の中には、軒先やケラバからの雨漏りが

発生しやすいものがあり、今回は、まさにその施工です。

 

この物件のように、ケラバの下地が腐朽している事例もあります。

そういった場合、塗装などの外観をよくするメンテナンスのみを行っても、

根本的な問題の解決にはなりません。

 

まずは、小屋裏から劣化の有無を確認することをおススメいたします!

セメント屋根材雨漏り補修 急勾配・けらばからの雨漏りで野地劣化【愛知県安城市】

 

金属屋根の雨漏り補修

金属屋根を金属屋根でカバーする!

店舗の心木なし瓦棒葺きからの雨漏り:予算200万円

金属屋根の雨漏りは、厄介です。

金属屋根では、軒先・ケラバ・谷部などから雨漏りすることがあります。

とくに、緩勾配(かんこうばい)屋根の場合、シーリングなどの応急処置では、

雨漏りを止めることがむずかしいです。

 

結果、多くの場合、葺き替えとなります。

今回は、店舗の屋根ということで、2重屋根のカバー工法で補修しました。

【店舗】金属屋根の雨漏り 2重屋根のカバー工法で雨漏り補修【愛知県豊明市】

銅板葺きからの雨漏り:予算30万円

和風住宅で、軒先を銅板、その上を瓦葺きとしている屋根があります。

わりと築年数の経ったお宅に多く見られます。

 

銅板も30年近く経つと、穴が開いて、雨漏りすることがあります。

 

屋根の下地が腐朽していなければ、銅板部分を金属横葺きでカバーして補修することも可能です!

瓦屋根・銅板葺の雨漏り 葺き直し・カバー工法での補修事例【愛知県名古屋市】

 

スレート屋根の雨漏り補修

スレート屋根の葺き替え:予算120万円

スレート屋根の雨漏りは、全面葺き替えが一般的です。

部分的に、スレート屋根をはがすことがむずかしいためです。

 

屋根材の踏み割れが雨漏りの原因の場合、

表面だけをシーリングしても、雨漏りが止まることは、ほぼありません。

 

スレート屋根の構造上、屋根材本体の重なりで雨を逃がしています。

そのため、表面処理だけで、何とかしようとしても追いつきません。

また、雨漏りを金属屋根のカバー工法で補修することも、

あまり、おススメできません。

原因がわからないまま、カバーしてしまうと、

雨漏りが直らなかったときに、大変なことになります。

スレート屋根雨漏り補修「葺き替え」 スレート踏み割れからの雨漏り【愛知県岡崎市】

以上、主な屋根の雨漏り補修について、まとめました!

 

外壁からの雨漏り補修

外壁・サイディングの全面交換補修:予算120万円

新築当初から外壁・サイディングと窓周りから雨漏りしていた物件です。

サイディング・窓には、シーリング補修痕がたくさんありましたが、

結局、直らなかったそうです。

築10年を過ぎて、しっかり直したいとご依頼いただきました。

散水調査で浸入口をしぼり込みました。

新築当初からの雨漏りということもあり、部分補修ではなく、

外壁1面全体の補修工事です。

手順は、サイディング解体⇒下地のやり直し⇒新規サイディング張り、です。

 

サイディングは、強風雨では、必ず内側へ雨水が浸入します。

下地・防水シートが正しく施工されていないと、雨漏りする可能性が高くなります。

シーリング補修だけでは直らない場合も多いため、ご注意ください。

サイディングからの雨漏り 下地の防水シートから交換補修【愛知県田原市】

 

外壁の全面シーリング・塗装修理:予算150万円

築20年経過したALC外壁の建物で、いくつかの場所から雨漏りしていました。

雨漏りのひどいポイントを調査して、原因を特定しました。

建物全体が経年劣化しており、以下の問題が発生していました。

◆シーリングのき裂

◆塗装の退色

◆防水層の穴あき

◆増築部分とのジョイントの不具合

 

今後のことも考えて、しっかり補修したいとのことで、

雨漏り補修をしながら、全面的にメンテナンスも行いました!

外壁からの雨漏り シーリングと塗装で雨漏り補修【愛知県岡崎市】

 

外壁の部分修理

ALC外壁の部分修理:予算15万円

新築直後から発生し、直すことができない雨漏りもあります。

しっかり調査することで、原因場所を特定し、部分補修をしました。

ALC外壁などは構造によって、クラック(ひび割れ)が入ってしまうことがあります。

その表面にタイルなどが直貼りすると、と雨漏りしやすくなります。

 

質感は変化しますが、クラックの追従性の高い塗装を選択することで、

シーリングと併せて雨漏りを止めることも可能です!

雨漏り補修工事 タイル調の外壁メンテナンス【愛知県海部郡】

 

タイルひび割れ部の交換修理:予算150万円

雨漏り補修と併せて、外壁タイル張りのひび割れ部を交換しました。

建物の下地の動きによって、タイルにひび割れが発生することがあります。

ひび割れから白いものが出ていると、

雨が下地のひび割れの中まで、入っているというサインです。

ひび割れ部のタイルをはつり、下地をモルタルで調整して、

新しいタイルを張って交換します。

 

10年毎に、点検することをおススメします!

外壁からの雨漏り タイルのひび割れを交換補修【愛知県岡崎市】

 

屋上からの雨漏り修理

シート防水の雨漏り修理:予算100万円

屋上のフラットルーフからの雨漏りも、時々あります。

いわゆる陸屋根です。

多くは、20年程度、ノーメンテナンスで限界です!

 

屋上防水の工法は、数種類あります。

既存の防水に合わせた補修方法を選択します!

シート防水の場合は、ウレタン防水で補修する場合が多いです。

フラット屋根・屋上からの雨漏り 屋上防水の雨漏り補修【岐阜県岐阜市】

 

アスファルト防水の雨漏り補修:予算100万円

既存の屋上防水がアスファルト防水の場合は、

一部、撤去後、アスファルト防水で補修します。

あまり人の歩かない場所では、アスファルト防水で行います。

屋上防水からの雨漏り アスファルト防水で雨漏り補修【愛知県岡崎市】

 

笠木からの雨漏り修理

屋上の笠木からの雨漏り修理:予算100万円

3階建てなどの屋上からの雨漏りで、なかなか原因がつかめないことがあります。

そんな時、笠木からの雨漏りだったという物件にときどき出会います。

笠木とは、建物の端の塀状になっている部分の、頂部の仕上げ材です。

この物件も20年間、新築当初から雨漏りしていて、直らなかった建物です。

調査すると、笠木に問題があったので、笠木を解体して、

雨漏りしない状態に補修しました!

屋上からの雨漏り アルミ製笠木の雨漏り補修【愛知県海部郡】

 

ルーフバルコニーの笠木からの雨漏り修理:予算15万円

ルーフバルコニーからの雨漏りが、急増しています。

原因としては、ルーフバルコニーの笠木と壁の取り合い部が多いです。

それ以外にも、バルコニーの壁面やバルコニーの外壁の開口部などからの雨漏りもあります。

 

この現場では、笠木と壁の取り合い部からの雨漏りでした。

笠木をばらして、確認してみました。

すると、壁用のシート防水が劣化して、網目状に変質していました。

とくに、笠木の天端は笠木を留め付ける場所にもなります。

鞍掛シートなど強度・防水性の高いものが、必要となります!

バルコニーからの雨漏り補修 防水シートの劣化【愛知県岡崎市】

 

バルコニー雨漏りの内壁交換修理:予算80万円

バルコニーの内壁から雨水が浸入して、

バルコニーの床下の軒天が下がってしまった事例です。

バルコニーの内壁・木が雨で腐朽していました!

そのため部分解体して、木の補強を入れ、内壁も交換しました。

外壁のシーリング補修、床の防水も行い、

バルコニー全体が健全状態になるよう修理しました!

 

このまま放置していたら、脱落の危険性も考えられるほど

腐朽が進行していた事例です!

バルコニーの雨漏り バルコニー内壁交換による修理【愛知県稲沢市】

 

弊社の雨漏り修理の考え方をまとめました!

 

●勘だけに頼った、雨漏り修理はいたしません!

勘だけに頼った、シーリング修理をすると、

原因が外れた場合、建物が汚くなるだけです!

いろいろな色のシーリング剤で塗りまくられた建物を、

ときどき見かけます。

弊社は、浸入場所を特定して、しっかりと雨漏り修理を行います!

 

●お客様の考え方、要望、今後の生活プランに合わせた補修案を検討します!

ときどき、一人暮らしの年配の方へ、何百万円もする御見積を提案している業者がいます。

お話をお聞きするとお客様は、そんな大工事を望んでいません。

それでも、雨漏り修理は葺き替え以外できないと不安をあおり、

高額な修理を進める悪徳業者がいます!

弊社は、お客様の要望や生活スタイルに

寄り添った修理をご提案します!

また、修理にともなうリスクも、しっかり説明します!

 

●調査して、浸入箇所をしぼりこみ、いくつかの補修案をお客様に提供します!

「全面塗装すれば、雨漏りは止まる」と言われて塗装したのに、

また、雨漏りしたというご相談を受けます。

 

雨漏り補修と美化メンテナンスとは、同じではありません。

弊社は、まず雨漏り調査をして、浸入場所を絞り込みます。

 

雨漏り修理の御見積と美化メンテナンスの御見積は、

項目を分けて提案いたします!

 

●私たちは、雨漏り調査・修理のプロです。

わからない雨漏り原因に対して、

「調査してわかったこと」「調査してもわからなかったこと」

をわかりやすくお伝えします!

 

弊社が行う、建物を解体をしない非破壊の雨漏り調査だけで、

雨漏り原因を100%特定する技術は、残念ながらありません!

 

調査しても、浸入箇所・原因がわからない場合もあります!

その場合、正直に、「調査してわかったこと」・「わからなかったこと」をわかりやすくお伝えいたしています!

 

●修理したけど雨漏りが止まらない場合、誠実にその後の修理を対応します!

万全を尽くして修理しても、

残念ですが、1発で雨漏りの再発を完全にゼロにすることはできません。

(ほとんどのケースでは、1発で雨漏りを止めている実績はあります。)

その場合、誠実に、その後の修理を対応いたします!

 

以上、弊社の雨漏り修理に対する方針をご紹介しました!

 

雨漏り修理でご質問・ご相談等ございましたら、

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